2022年の空気充てん作業事故は18件発生 日本自動車タイヤ協会調べ

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 JATMA(日本自動車タイヤ協会)の調査によると、2022年に発生したタイヤ空気充てん作業中18件の事故のうち、パンク修理作業に関連するものは7件。また、パンク走行などに伴うタイヤの損傷は9件あり、この中で引きずり痕の未確認が7件だった。安全囲いを使用していなかったケースは10件あったほか、タイヤ空気充てん作業特別教育を受講していなかったケースも8件あった。

安全囲い等飛来防止器具
安全囲い等飛来防止器具

 業態別ではタイヤ専業店が8件、自家整備が5件、カーショップが4件、修理工場が1件。タイヤ種別ではトラック・バス用タイヤが9件、ライトトラック用タイヤが6件、乗用車用タイヤが3件。

 昨年、作業者が重傷となった事故は2件あり、ともに自家整備でトラック・バス用タイヤの修理作業を行っている際に事故が起きた。パンク走行によりタイヤが損傷していたこと、また引きずり痕を確認していなかったことが原因と考えられている。

 JATMAでは、作業時の事故を防ぐために、「空気充てん作業者は必ず特別教育を受講すること」「エアコンプレッサーの圧力調整弁を適正に調整すること」「安全囲い等飛来防止器具の使用をすること」を改めて呼び掛けている。


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