タイヤ空気圧不足が3割 2020年のタイヤ点検結果

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カテゴリー: ニュース

 JATMA(日本自動車タイヤ協会)は1月25日、2020年1月から12月に実施したタイヤ点検の結果をとりまとめて公表した。なお、昨年は新型コロナウイルスの影響で活動の実施回数は5回と、例年より大幅に縮小している。

 昨年、タイヤ点検を行った車両は高速道路26台、一般道路180台の合計206台。装着タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率は高速道路で42.3%、一般道路は32.8%となった。

 整備状況を項目別に見ると、ワースト1は「空気圧不足」で28.2%(58件)となり、次いで「偏摩耗」が4.9%(10件)、「溝不足」が1.5%(3件)などとなった。

 車種別の不良率は、乗用車は36.0%、貨物車は23.8%だった。

 同会では「空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招くほか、バーストの危険性もある。今後も引き続きタイヤ点検などの安全啓発活動を展開していく」としている。

タイヤの救援は2割に 2020年のJAFロードサービス

 JAF(日本自動車連盟)が実施した2020年1年間のロードサービス出動件数は、四輪車・二輪車合計で前年比3.8%減の210万4681件となった。一般道路は3.5%減の204万9455件、高速道路はコロナ禍で外出自粛要請の影響があったとみられ21.3%減の5万5588件と大幅に減少した。

 四輪車の救援内容で「タイヤのパンク、バースト、エアー不足」は2番目に多く、7.0%減の37万5472件だった。四輪車のロードサービス全体に占めるタイヤに関する出動件数の割合は18.4%と、2019年より2.1ポイント低下した。ただ、構成比は一般道路は17.9%、高速道路では38.0%と高い水準が続いている。


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