2割がタイヤの整備不良 タイヤ協会が2019年の点検結果まとめ

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カテゴリー: ニュース

 JATMA(日本自動車タイヤ協会)は1月21日、2019年1月から12月に実施したタイヤ点検の結果をとりまとめて公表した。それによると、装着タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率は高速道路で28.5%、一般道路で18.2%となった。

 同協会では昨年、全国の都道府県警察や高速道路各社、タイヤ関連団体などと協力して合計37回のタイヤ点検を実施した。総点検台数は2013台(乗用車1752台、貨物車245台、特種車16台)で、タイヤに整備不良があった車両は428台。不良率は21.3%と2018年より約2ポイント改善したものの、依然として整備不良の車両が高止まり傾向にあることが分かった。

 また、道路別では、高速道路のタイヤ整備不良は28.5%。一般道は18.2%だった。

 整備状況を項目別に見ると、ワースト1は「空気圧不足」で17.6%(355台)となり、特に高速道路に限ると23.3%と、ほぼ4台に1台が空気圧不良のまま走行しているのが実態のようだ。

 車種別の不良率は、乗用車は21.8%(382台)。貨物車は18.0%(44台)で空気圧不足以外に「溝不足」も目立つ結果となった。


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