ゴム連合「春季生活改善のとりくみ」要求 6日、暫定値まとまる
日本ゴム産業労働組合連合は6日、「2025春季生活改善のとりくみ」の要求状況について暫定値をとりまとめた。 賃金要求は、「平均賃上げ方式(加重平均)」での報告37組合集計で1万4583円(4.69%)、業種別のタイヤは1万3837円(4.36%)。「個別賃金方式(35歳標準者、単純平均)」での報告33組合集計で1万2392円(4.28%)、業種別のタイヤ1万1125円(3.68%)。 一時金…
日本ゴム産業労働組合連合は6日、「2025春季生活改善のとりくみ」の要求状況について暫定値をとりまとめた。 賃金要求は、「平均賃上げ方式(加重平均)」での報告37組合集計で1万4583円(4.69%)、業種別のタイヤは1万3837円(4.36%)。「個別賃金方式(35歳標準者、単純平均)」での報告33組合集計で1万2392円(4.28%)、業種別のタイヤ1万1125円(3.68%)。 一時金…
PRIMACY5「耐摩耗性能30%向上、長く安全に」 日本ミシュランタイヤは3月から新製品「PRIMACY5(プライマシーファイブ)」を発売した。最先端技術を詰め込んだ新しいプレミアムコンフォートタイヤを初の春商戦で消費者にどう訴求していくか。B2Cマーケティング部ブランド戦略マネージャーの神取孝司氏に話を聞いた。 ――前回の春商戦の振り返り、市場分析など。 昨年…
住友ゴム工業はグループの長期経営戦略を策定し、7日発表した。2035年を見据え、三つの成長ドライバーで事業を推進。「ゴムから生み出す“新たな体験価値”をすべての人に提供し続ける」という2035年の目指す姿を達成し、Our Philosophy(企業理念)の具現化を進めていく。 同社は長期経営戦略を「R.I.S.E.2035(ライズ ニーゼロサンゴ)」と名付けた。 策定の背景には…
高付加価値商品へのシフトを強める国内タイヤメーカー4社。このほど発表した24年通期連結業績のなかで、財務の指標で企業の「稼ぐ力」を表すROE(自己資本利益率)とROIC(投下資本利益率)について、当期実績と次期見込みを次のように明らかにしている。 【ブリヂストン】24年のROICは8.2%、ROEは再編再構築費用約1000億円の計上もあり8.1%と、いずれも前年を下回った。25年…
2月に出そろったタイヤ大手4社の24年度業績で鮮明となったのは、「高付加価値シフト」の深化だ。中国メーカーを中心に安価な汎用品が出回るなかで、価格競争に乗るのではなく高付加価値商品を主軸とし利益率を高める。この戦略ははまり、24年度業績では高付加価値商品でしっかりと利益をあげた。27年までに各社進行中の中計の最終年度を迎えるなかで、高付加価値商品を「稼ぎ頭」に育てあげる。 ブリヂス…
全国タイヤ商工協同組合連合会(=全タ協連)によるタイヤ空気充てん特別教育講習会の受講者が累計4万人を突破した。 全タ協連傘下の各組合による講習会は、24年度に全国で29回実施。受講者(修了者)は1007人(2月25日現在)をカウントした。 1990年(平成2年)以来、講習会は東京都(54回/1650人)、神奈川(92回/3187人)、新潟(81回/2551人)、茨城(87回/1978人)、広…
「第22回国際オートアフターマーケットEXPO2025」(以下、IAAE25)で多くの来場者を引きつけたのが自動車用部品のサプライヤーであるアイシン、自動車整備のイヤサカと安全自動車の各ブースだ。 【アイシン】今回のブースではアフターマーケット事業の拡大に向け、タイヤをはじめさまざまなパーツを展示した。アフターマーケット事業部国内事業室の高木孝郎室長に話を聞いた。 「自動車業界…
自動車の整備・メンテナンスなど自動車アフターマーケットビジネスのトレードショー、「第22回国際オートアフターマーケットEXPO2025」(以下、IAAE25)が2月26日から28日の3日間、東京ビッグサイト東ホール5・6で開催された。 ジェイシーレゾナンスの主催で、本紙がメディアパートナーをつとめたIAAE25には国内外あわせて約400社が出展し、過去最大規模での開催となった。 タイヤとして…
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、「24年空気充てん作業時および空気補充時の事故調査」について結果を明らかにした。24年中に発生したタイヤ空気充てん作業時の事故件数は22件。〈表3〉で示すとおり、直近3年で過去最多となった。人的被害が発生した事故は8件(36%)で、これも直近3年で過去最多。死亡者はいなかったものの、重軽傷者は10名にのぼる。パンク修理作業に関する事故は8件(36%)、パンク…
売上高・営業利益で過去最高を達成 TOYO TIRE 重点商品の販売が好調推移 TOYO TIREの24年度連結の売上高・営業利益は、円安効果などの外部要因があり過去最高となった。 タイヤ事業は販売本数が減少したものの重点商品の販売を促進し、売上高・営業利益ともに前年度を上回った。 北米市場はアジア品を中心とした安価タイヤの流入があったが、新商品など重点商品の堅調な需要によ…
事業利益で25年目標を前倒し達成 横浜ゴム YX2026初年度順調に 横浜ゴムの24年通期の連結売上収益は、初めて1兆円を突破した。事業利益率12.3%をはじめ、いずれの利益項目も過去最高となった。当期が初年度にあたる中期経営計画(YX2026)の25年目標である事業利益1320億円を前倒しで達成した。 事業別セグメントでは、23年に買収したY-TWSのフル寄与もありタイヤ合…
国内タイヤ4社はこのほど、24年12月期連結業績を発表した。ブリヂストンは米欧での市販用TBタイヤ需要の大幅減少があったがプレミアムタイヤの販売拡大で前期比増収。横浜ゴム、TOYO TIREは為替の円安推移などを背景に増収増益を達成した。(住友ゴムは前号で既報) 増収も当期利益は減益で着地 ブリヂストン 次期も事業再編費用織り込む ブリヂストンは17日、24年度決算を発表した…
TOYO TIRE清水社長&CEO 中国縮小も年40億円のプラスへ 北米・欧州・日本で一層の注力を TOYO TIREは14日に24年度通期決算を公表した。売上高、営業利益・経常利益・当期利益で過去最高を更新した。タイヤ事業では販売本数が減少したものの、高付加価値商品などの重点商品の拡販や円安による押し上げで、売上・利益ともに過去最高を更新した。自動車部品含めて各セグ…
横浜ゴム山石昌孝会長兼CEO 高付加価値と汎用の二兎を追う 生産財揃い「うなぎ昇り」へ寄与 横浜ゴムは19日、24年度連結決算を発表した。原材料価格の高騰や日系カーメーカーの減産の逆風を受けながらも売上収益は1兆円超に達し、事業利益・営業利益は計画を上回る着地となり過去最高となった。消費財では高付加価値商品戦略と販売本数増に努めたこと、生産財のOHT事業ではアフターマーケット…
国内タイヤメーカー4社の24年12月期連結業績が出そろった。決算発表にあたり、ブリヂストン、横浜ゴム、TOYO TIREの経営トップはオンラインで会見に臨んだ。24年度通期業績を振り返るとともに、次期の業績見通しを語った。(住友ゴム工業は前号で既報) ブリヂストン石橋秀一グローバルCEO 25年は「緊急危機対策年」 「守り」と「攻め」の両輪で ブリヂストンは1…