【特集】東日本大震災から5年

【特集】3.11を振り返る

 東日本大震災から5年が経ちます。被災者がどのような状況に置かれ、いかにして立ち上がろうしているのか。また大きな被害を受けて業務停止を余儀なくされた企業は復旧へ向けてどう取り組んできたのか――5年という大きな節目となった今、当時の報道の一部ではありますが、改めて編集しました。

東洋ゴム仙台工場と住友ゴム白河工場で出荷再開

2011年3月30日
東洋ゴム工業仙台工場での出荷作業 東日本の太平洋側を中心に甚大な被害をもたらした大地震と大津波の発生から2週間余りが経過した。いまだ避難所生活を強いられている人が大勢いる一方で、復旧作業が急ピッチで進められつつある。

被災地支援で連携 ボランティア活動も

2011年4月27日
ボランティア活動 東日本大震災の被災地では、復旧・復興の道が着々と築かれつつあるようだ。まだ緒に就いたばかりのところも多いかも知れない。しかし復興に向かう現地の底力は強く、またそれを支援・協力する連携が力を発揮しつつある。

「宮城組合は存続の瀬戸際」マイナスからの再出発も

2011年5月18日
多賀城 震災から2カ月が経った。「宮城県のタイヤ組合は組合自体が存続できるかの瀬戸際」――同組合の三川浩理事長は語る。震災で組合員43社のほとんどが被災し甚大な被害を受けたことが、次々にわかった。

被災地で車の6割が不具合――JAFの点検で判明

2011年6月8日
多賀城市内 東日本大震災の被災地では、車両に不具合が認められるケースが多いことがJAF(一般社団法人日本自動車連盟)の点検活動で分かった。

岩手、宮城、福島、茨城の被災地へ義援金手渡す

2011年6月22日
義援金贈呈 全国タイヤ商工協同組合連合会(五味光雄会長)が全国の加盟組合等から募った義援金が、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島・茨城各県の4組合に手渡された。

被災地の企業ボランティアで注目のブリヂストン

2011年6月22日
 東日本大震災の発生から3カ月以上が過ぎ、被災地では企業ボランティアへの注目が高まっている。5月の大型連休中には全国から大勢集まったボランティアの人たちが、その後急速に減少して全く手が足りない現状だという。

日本ミシュランタイヤ ディーラー会の仲間が支援

2011年6月29日
MRN会が支援 日本ミシュランタイヤの取り扱いディーラーで組織する「ミシュラン・レスキュー・ネットワーク サポートディーラー会(MRN会)」の全国の会員から募った義援金が、東日本大震災で被災した会員に届けられた。

東日本大震災から100日 石巻を訪れて

2011年6月29日
被災地 東日本大震災から100日が過ぎた石巻市を訪れた。三陸自動車道・石巻港ICを降りて付近を見る限り、大震災・大津波がこの地を襲ったことを忘れてしまうくほどの光景だ。

立ち上がる、被災地。サポートする人たち

2011年6月22日
川崎雅彦販売促進部長
 3月11日の東日本大震災、未曾有の災害はタイヤ業界に多大な影響を及ぼした。メーカーの生産拠点や物流拠点、タイヤ販売会社の本社・支店・営業所、そして多くのタイヤ取扱店が被害に遭った。

東洋ゴム工業 仙台工場 東日本大震災からの復旧

2011年7月27日
東洋ゴム仙台工場 東日本大震災で被災し一時操業停止を余儀なくされたタイヤ工場、東洋ゴム工業の仙台工場は、早期に震災前の水準まで操業度を回復した。そこには工場長をはじめとした工場幹部の的確な判断や多くの従業員の結集があった。

全タ協連「青年部協議会」被災地、福島で開催

2011年9月28日
青年部協議会 全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)の青年部が毎年開催している「青年部協議会」が9月18日、福島県郡山市のホテル華の湯で開かれ、全国から多くの組合関係者が集まった。

震災から8ヵ月を振り返る 住友ゴム白河工場

2011年11月30日
藤本紀文工場長 「本当に辛くて長い道のりだったが、それを支えてくれたのはステークホルダーに対する従業員の想いだったのでないか。東北復興のためという想いを分かち合えたこの8カ月だった」