メーカー3社トップの決算会見(2)
横浜ゴム山石昌孝会長兼CEO 高付加価値と汎用の二兎を追う 生産財揃い「うなぎ昇り」へ寄与 横浜ゴムは19日、24年度連結決算を発表した。原材料価格の高騰や日系カーメーカーの減産の逆風を受けながらも売上収益は1兆円超に達し、事業利益・営業利益は計画を上回る着地となり過去最高となった。消費財では高付加価値商品戦略と販売本数増に努めたこと、生産財のOHT事業ではアフターマーケット…
横浜ゴム山石昌孝会長兼CEO 高付加価値と汎用の二兎を追う 生産財揃い「うなぎ昇り」へ寄与 横浜ゴムは19日、24年度連結決算を発表した。原材料価格の高騰や日系カーメーカーの減産の逆風を受けながらも売上収益は1兆円超に達し、事業利益・営業利益は計画を上回る着地となり過去最高となった。消費財では高付加価値商品戦略と販売本数増に努めたこと、生産財のOHT事業ではアフターマーケット…
国内タイヤメーカー4社の24年12月期連結業績が出そろった。決算発表にあたり、ブリヂストン、横浜ゴム、TOYO TIREの経営トップはオンラインで会見に臨んだ。24年度通期業績を振り返るとともに、次期の業績見通しを語った。(住友ゴム工業は前号で既報) ブリヂストン石橋秀一グローバルCEO 25年は「緊急危機対策年」 「守り」と「攻め」の両輪で ブリヂストンは1…
グループの強みを活かす店づくり 最新整備機器そろえカーライフ支援 北陸新幹線の敦賀への延伸からまもなく1年が経とうとしている。福井県によると、金沢・敦賀間の開業後、県を訪れたひとたちは546万人超にのぼった。前年比2割アップだという。北陸新幹線は東京をはじめとする関東、それに関西、中京、信越を結ぶハブとしての機能を担う。この延伸で交流人口が大きく増加し、地域経済への波及効果も認…
神奈川県タイヤ商工協同組合は9日、横浜市内で賀詞交歓会を開催した=写真=。冒頭、真田大輔理事長は「商売ができるのも平和な社会があるから。平和な時代を生きているのでこの時代を楽しまなければと考える。本日は皆様に楽しんでいただけることが私にも楽しみ」とあいさつした。 来賓にタイヤ公正取引協議会の野口文雄専務理事や日本自動車タイヤ協会から大高悟事務局長、全国タイヤ商工協同組合連合会の島貫昭会長らを迎…
ブリヂストンとコマツは、鉱山事業者へあらたなソリューションサービスを提供する共創プロジェクトの実証実験を開始した。 コマツの鉱山向け大型機械の管理システム「Komtrax Plus」から得られる車両データと、ブリヂストンの鉱山車両向け次世代タイヤモニタリングシステム「Bridgestone iTrack」から得られるタイヤデータをリアルタイムで共有。データ解析によりタイヤの適切な使い方を提案す…
財務省輸出通関実績による中古タイヤ・更生タイヤ・ゴムくずの24年1月〜12月の輸出統計がまとまった。 中古タイヤ輸出は数量ベースで1144万3千本(対前年同期比1.5%減)、製品重量ベースで16万5529トン(同5.4%減)、金額ベースで167憶6733万円(同4.4%増)。平均単価は1465円/本と前年同期に対し83円増、同6.0%増となった。 日本中古タイヤ輸出業者協議会(牧野満会長)の…
日本自動車輸送技術協会(JATA)は5日、東京・新宿の全日本トラック総合会館で「第29回トラック・バスの新技術セミナー」を開催した=写真=。 開会のあいさつに立った日本自動車輸送技術協会の木場宣行会長は、「輸送業界における安全、環境、自動運転化など最新技術に関するさまざまな課題のある中、関係のみなさまと情報を共有し最大限活用しながら、サステナブルな社会をめざすことは、社会で非常に有意義なことと…
住友ゴムは24年度連結業績を発表した。連結範囲の異動は、24年度に組織再編でダンロップタイヤ北海道をはじめ国内タイヤ販売子会社10社をダンロップタイヤ(=DT)に統合した。連結子会社は新規がDT1社、除外15社で計82社。持分法適用会社は3社で変更はない。 同期は売上収益1兆2119億円(対前期増減率2.9%増)、事業利益879億円(同13.2%増)で過去最高を達成。事業利益率も7.3%で、中…
現場主義のDXでタイヤ保管に新たな価値を。AIの活用にも本腰 タイヤ保管サービス「タイヤパークWeb管理システム」を展開する中央海産株式会社。海産物卸を祖業とし、現在は倉庫業を展開。倉庫業の一環として始めたタイヤ保管サービスだが、現在は同社の主力事業に成長。現場の知見を踏まえたDX化を進めタイヤ保管にとどまらない価値を創出する。直近で取り組むのがAI活用。これによって保管から測定…
住友ゴムは13日、第133期(24年1月1日〜12月31日)連結業績を発表した。24年度は売上収益・事業利益ともに過去最高を更新。事業利益率は中期経営計画で27年目標にしていた水準を前倒しで達成した。タイヤ事業も好調に推移し増収増益となり、売上収益は過去最高となった。夏タイヤでは国内市販で高インチ・高付加価値商品の拡販、北米市販でのFALKEN「WILDPEAK」好調の持続が功を奏した。 &nb…
ブリヂストンは1月31日、新たなモータースポーツマネジメント体制を構築することを明らかにした。 3月1日付でGlobal Chief Technology Officer(執行役副社長)下に、モータースポーツ管掌を設置。同日付でモータースポーツタイヤの開発・技術を担当するモータースポーツ管掌として今井弘氏を任命する。 同社がモータースポーツ管掌を設置するのは初めて。23年にモータースポーツ活…
日本ゼオンは1月31日、25年3月期第3四半期決算を発表した。 第3四半期は売上高が前期(第2四半期)比5%減の1021億円、営業利益は5%減の74億円で着地。累計では売上高が前年同期比11%増の3154億円、営業利益は51%増の242億円。また通期業績を上方修正した。 エラストマー事業は売上高578億円、営業利益29億円となり、対前年同期比では増収増益、対前期比では減収増益となった。対前期…
日本ゴム産業労働組合連合(以下、ゴム連合)は1月31日、ゴム産業労使懇談会を開催した=写真上=。今回は労使双方から評価がある「春季生活改善のとりくみ」がテーマ。第68回を迎えた懇談会には、労使双方から58名(組合側32名、会社側26名)が参加した。 冒頭、主催者を代表してゴム連合中央執行委員長の萩原一人氏=写真中=が挨拶に立ち、「春季労使交渉における考え方をお互いに認識することでこれからの有意…
日本自動車工業会(自工会)の二輪車委員会は1月30日、第11回メディアミーティングを開催した。今回の会場は自工会が入る日本自動車会館(港区芝大門)。 会の冒頭に、二輪車委員会の新委員長に就任した設楽元文氏があいさつ。現在、ヤマハ発動機代表取締役副社長執行役員の設楽氏は、「24年は折からの物価高騰のあおりを受けて二輪市場は4年ぶりに40万台割れとなった。25年は需要の落ち込みに歯止めをかけるべく…
自動車の整備・メンテナンスをはじめとする自動車アフターマーケットビジネスショー、「第22回国際オートアフターマーケットEXPO2025」(以下、IAAE25)が2月26日から28日まで、東京ビッグサイト東ホール5・6で開かれる。 今回で22回目となるIAAE25。出展者は国内219社、海外170社(1月28日現在)で、過去最大規模での開催を予定する。 出展企業による製品・サービ…