タイヤ―サービスセンター兵庫三木店 納品の早さと豊富な品揃え

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カテゴリー: ディーラー, レポート

 株式会社タイヤーサービスセンター(大阪市東成区、中田比呂秋社長)はこのほど、新営業所として兵庫三木店(兵庫県三木市、森脇好一店長)を新設した。大阪府内に拠点網を敷く同社にとって、同営業所は初の兵庫県エリアでの出店となる。

 兵庫三木店は、タイヤーサービスセンターの本社・営業所と小売店店舗を含め9店目の出店。これまで大阪府内で拠点展開をしてきた同社として、兵庫県内に営業所を置くのはこれが初めて。

中田比呂秋社長
中田比呂秋社長

 6月2日のオープン初日。営業開始を前に、タイヤーサービスセンターの中田比呂秋社長をはじめ、同社幹部、各店の店長が同店に集い、合同ミーティングを開催。その席で、中田社長からの訓示、森脇好一店長の決意表明などが行われた。

 中田社長によると、豊中店(大阪府豊中市)はこれまで、豊中・伊丹エリアを中心に、岡山や鳥取、島根の各県、さらに山口県まで顧客を広くカバーしてきていたという。ただ、あまりにも広い商圏を、豊中店だけでフルサービスを行うにはやがて限界が生じてこようというもの。

 ちょうどその矢先、兵庫県三木市のこの地で営業していたメーカー系消費財タイヤ小売店が閉店した。それを受けて、タイヤーサービスセンターがその跡地に出店することを決意。豊中店から〝分店〟する形で開店することとなった。従って、店の責任者を務める森脇店長は「豊中店 兵庫三木店 兼任」というのが正式な肩書きである。

 兵庫三木店は、山陽自動車道の三木小野ICとつながる国道175線にほぼ沿う位置に所在。敷地の隣には全国チェーンの家電量販店がそびえ建つ。その周囲にも大型のロードサイドショップが並ぶ。クルマでの買い回りがしやすい、郊外型ショッピング街の一角にあると言って良いだろう。

店舗に導入した整備機器
店舗に導入した整備機器

 その地に門を構える同店。敷地面積は約300坪、建築面積は約100坪。駐車スペースを広くとってあるのは小売店時代の名残りだ。店舗正面にこそ社名を掲げてはいるが、特定のタイヤブランドを示すロゴやサインポール、のぼり旗の類は一切ない。店名の看板に注意を払わなければ、それがタイヤ店ではなく、別の業種のオフィスに見間違うかもしれない。つまり、タイヤ店〝らしくない〟、そんな店作りだ。

 なぜか。それは同店の「当面、小売事業は考えていない。主力の卸販売に徹していく」(森脇店長)という事業方針と軌を一にする。エンドユーザーのアクセスポイントとしてではなく、「世界のタイヤを広く市場に供給する」という同社の企業ポリシーを体現することに重きを置いているからだ。

 兵庫三木店の陣容は森脇店長を筆頭に6人のスタッフ体制。前述したように、森脇店長が豊中店の店長を兼務しているため、武内靖直副店長がキーマンとなる。森脇店長をサポートし、同店の主力業務を切り盛りしていく。

 営業初日の朝、森脇店長に、これからの仕事にかける意気込みを聞いた。

 ――どのような店へと成長させたいですか

 「豊中店からの〝分店〟ですので、豊中のお客様がエリアによって当店に振り分けられました。そのもともとのお客様のフォローを行うことが大前提となります。最初の大きなヤマとなるのが、今冬のスタッドレス商戦。そこでお客様にご迷惑をおかけしないで、キチッと商品をお届けする。拡大販売していく。まずはこれからの半年、しっかりとやらないといけない。

森脇好一店長
森脇好一店長

 中国地方の各県エリアにお客様がいらっしゃいますから、今度は兵庫三木店から情報を発信し、ご要望には素早く対応していきたい。そのための〝分店〟だと思っています。当社としては、大阪府以外ではここが初めての出店となりますので、先駆けとして、今後のモデル店となりたい。

 掛け持ちで大変だねと言っていただけますが、やりがいがあるし、プレッシャーではなく楽しみとして考えています」

 ――これから〝ウリ〟にしていきたい点は

 「やはり、デリバリーの早さですね。今まで豊中からでは時間がかかっていたものが、ここをベースにすることでスピードアップが図られます。それに加えて、当店ならではの商品アイテムの幅広さ。特に輸入ブランドの扱い量は当社の大きな強みです。このスピードとラインアップをアピールしていきたい」

 ――2~3年後を目安とした中期的展望は

 「毎年、目標を確実に達成し、2年後くらいにはスタッフを増員したい。店長も兼務ではなく、兵庫三木店の単独で置いている状態にしたいですね」


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