ゼオンの24年度上期業績は増収増益。合成ゴムの販売堅調に 通期予想は増収も円高を懸念
日本ゼオンは10月28日、24年度第2四半期(4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。 上期は、欧米での高い金利水準の継続による景気下振れリスクなどの懸念が払拭できず、物価上昇や中東情勢の影響も続いた。このような状況で、徹底したコスト削減、高機能材料事業では付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に取り組んだ。 その結果、上期累計の売上高は2133億円(対前年同期増減率15%増)と増収。利益…
日本ゼオンは10月28日、24年度第2四半期(4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。 上期は、欧米での高い金利水準の継続による景気下振れリスクなどの懸念が払拭できず、物価上昇や中東情勢の影響も続いた。このような状況で、徹底したコスト削減、高機能材料事業では付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に取り組んだ。 その結果、上期累計の売上高は2133億円(対前年同期増減率15%増)と増収。利益…
ブリヂストン技術センター内にあるテストコースを2周して試乗を行った。同社が公道実証実験で使用するタイヤと同じ条件だ。 発進時のトラクションはスムーズ。徐々に加速し、時速50kmで直進走行する。「AirFree」はスポークの柔軟性が、タイヤに充てんされた空気の役割を担うという。路面からのゴツゴツ(ハーシュネス)を感じるかもしれないと予想していたが、案に相違した。 スラロームを40kmで走行。タ…
ブリヂストンは10月24日、同社技術センターで開かれた「グリーンスローモビリティ実装に向けた自治体向け試乗会」で探索事業「AirFree(エアフリー)」を披露。その説明会で岩淵芳典ソリューション開発第2部長=写真中=がその技術進化を解説した。 そのコンセプトは08年から開発開始 ブリヂストンが26年の社会実装を目指し、ビジネス実証を推進している次世代タイヤ「Air…
(前編からのつづき) 乗用車やリフトなど各種のタイヤで実技 その後、この日のメインイベントとなる実技が始まった。校舎内の別フロアへ移動した。 専門学校の授業用車両が何台も置かれた会場は体育館ほどの広さ。受講生は4グループに分かれ、フォークリフトタイヤ、乗用車用タイヤ、チューブレスタイヤ、リング式ホイールの空気充てん・組込み・バラシ作業を見学。 「誰かやってみたい人は」と講師…
全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ)傘下の組合では、事業活動の一環として「タイヤ空気充てん作業 特別教育講習会」を実施している。労働安全衛生規則で「特別教育を必要とする業務」に指定されたタイヤ空気充てん作業は、一歩間違えれば大事故につながる危険な作業。東京自動車タイヤ商工協同組合による1日がかりの講習会を通して見えてきたのは、行政や業界団体の危機感、今後の事故防止への必死の取り組みだ。高橋朝枝記…
自動車用品小売業協会(APARA)は10月25日、24年度上期活動報告会を都内で開催した。「洗車の日」に合わせた交通安全への啓発やタイヤ安全点検などの活動を報告した=写真上=。「工業高等学校生の就職傾向と今後の展望」と題した記念講演会では、人材不足が常態化した現在、「プラチナの卵」とも称される工業高校生の採用戦略についてヒントが示された。 少子化が進むなかで、若い人材をいかに採用…
マツキ(東京都)はこのほど、「ホイール用ロングインパクトソケット3本組17-19-21ミリ」を発売した。深いリムのアルミホイールにも対応できるロングタイプ仕様。 サイズが一目で分かるように工夫し色分けした。17ミリがブルー、19ミリがイエロー、21ミリがレッド。六角部の口径底部には化粧ナットに傷がつきにくい樹脂ストッパーを採用した。
NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)は22日、東京都内で「第8期総会」を開催。第7期の事業活動と会計監査の内容を報告した。 現在までのASEA事業部・JAWA事業部・JASMA事業部からなる3事業部体制を統一。その会計・予算も一本化する「完全統一」案について審議を行い、賛成多数で可決した。 登壇した中嶋敬一郎会長は「今後の厳しいアフターマーケット環境をどう乗り越えていく…
多彩なニーズに合ったサービスの提供を =後編= (前編からのつづき) 24年問題・運転手不足が需要の背景に ――コロナ禍の影響でサービスカーの市場構造はどう変わったか。 木崎 コロナ禍で、事業者の車両整備だけでなく一般ドライバーからのニーズが増加した印象だ。 前中 店舗に出向かなくともタイヤ交換や修理のサービスを受けたいというニーズ…
多彩なニーズに合ったサービスの提供を =前編= エイワはタイヤ業界の次世代を見据えた整備機器を積極的に展開している。10月1日に発表したタイヤ出張サービスカー(以下、サービスカー)の最新モデル「MTS(モバイル・タイヤサービス・システム)Ⅱ」はSDGsに配慮した各種機器を搭載。ターゲットもタイヤ販売店のみならず、多様化する販売チャネルやフリートサービスを意識した。タイヤ販売の枠を超えソリュー…
ブリヂストンが中期事業計画「24MBP」で掲げた「探索事業〈新たな種まき〉」が着実に実を結んでいる。種のひとつ、空気不要の次世代タイヤ「AirFree(エアフリー)」は既に公道実証実験を行い、実証フェーズの段階だ。「地域社会のモビリティを支える」ミッションに向けた「AirFree」事業のターゲットは「グリーンスローモビリティ」。高齢化・過疎化が進む地域社会の安全な移動の実現をめざすもの。本格的な…
日本ミシュランタイヤは17日、「ミシュランガイド東京2025」の全セレクションを発表した。 須藤元社長は、「ミシュランは2050年までにすべてのタイヤを持続可能にする取り組みをしており、この信念はミシュランガイドにも反映されている。これからも人やモノの移動の発展に貢献を続けていく」と述べた。 「ミシュランガイド東京2025」では34種類の料理カテゴリーから507軒の飲食店・レストランを紹介。…
エイワは1日、エアーリフター付きタイヤスプレッダー「ETTS-01」を発売した。 エアー駆動でタイヤをリフトアップし、ビード部を広げて保持することが可能。パンク修理の内面作業の効率化と作業者の負担軽減を図る。 木﨑功太郎商品部長は、「床から736ミリの任意の高さまでタイヤを昇降させることができるため、従来のように腰をかがめた状態で作業しなくてもよく、作業の軽労化を実現しました」と説明する。 …
「氷に効く・永く効く・雪に効く」を訴求 「アイスガード 7」 横浜ゴムの冬商戦は「iceGUARD 7(アイスガード セブン)」。氷上性能と雪上性能を高次元で両立させたスタッドレスタイヤは乗用車用からSUV用、バン用、さらにEVにも十分対応できる幅広いラインアップだ。今冬の取り組みをタイヤ国内リプレイス営業企画部の小野田秀夫さんに聞いた。 ――昨年の振り返りを。…