「第38回オートサービスショー2025」アーカイブ・シリーズの第3回目は「ホイールバランサー」。
東洋精器/バンザイ
「トリム」シリーズ

東洋精器工業は、乗用車用バランサーの新製品「TRIM(トリム) BP−3021」=写真(1)=をバンザイ社ブースで初公開した。
ホイールバランサーでは初めての機能となる「ボイスナビ」により複雑なビハインド/マッチング作業をアシスト。船の舳先(へさき)をイメージさせる本体デザインや、マットブラックをベースに深みのあるレッドを差し色としたカラーリングも印象的だ。
バンザイは未発売の参考出品モデルを意欲的に出品。ホフマンブランドのフラッグシップモデルはその代表機種。「GEO−8200P」はユニフォミティ計測が全自動で入力可能。ほかにも「VB901/902」を参考出品した。
イヤサカ
米ハンター&国産品

米国ハンター社製と国産OEM品のラインアップを出品した。ハンター製品は大型車用バランサー「HDエリート ロードフォースマッチ/HDE32」=写真(2)=、独自のロードローラ採用の乗用車用バランサー「ロードフォースエリート/RFE10E」を出品。
国産OEM品は、乗用車用スタンダードモデル「S645NW」「S755NW」を参考出品した。
エイワ/安全自動車
「サーキット」

エイワは、安全自動車ブース内に乗用車用バランサー「CIRCUIT(サーキット) ER100GT」と大型車用バランサー「CIRCUIT 330」を出品した=写真(3)=。
「ER100GT」は専用リフターで、「330」は主軸の昇降機能とリフターにより、それぞれ安全で正確な作業を実現する。
小野谷機工
「ダイナマックス」
乗用車用バランサー「DYNAMAX(ダイナマックス)」シリーズを出品。「NKS−9AR」=写真(4)=は液晶タッチパネルを搭載し、直感的に操作できるのが特長。「NKS−6AR」は見やすいモニター画面で、シンプル&コンパクトを実現した。
また、PC用次世代タイヤサービスカーのプロトモデル「EVコンセプト〈PCタイプ〉:RSC−Vspec」には乗用車用バランサー「ダイナマックス Ks11RC Luce」を搭載。ベース車両のフィアットデュカト内で効率的に作業が行えるよう、バランサーの向きを可動式とするなど工夫を凝らした=写真(5)=。
興和精機
ユーコーコーポ
二輪車専用

興和精機、ユーコーコーポレーションはそれぞれ自社のブースで、二輪車専用バランサーの新製品「Fasep B202 MOTO」=写真(6) ユーコー社のブースから=を展示した。二輪車のあらゆるタイプのホイールの静的・動的バランシングを可能とする。心臓部にはFasep独自の設計である「3センサーシステム」を採用。固定式シャフトは路上での転がりを再現して正確にアンバランスを測定することができる。
マックメカニクス
M&F

マックメカニクスツールズはイタリア・モンドルフォ&フェロー社製の「S350A スターライン」=写真(7)=を出品。ディスタンスとホイール径が自動入力される。
アルティア
「スマートロード」
国産OEMのラインアップから、液晶モニター搭載のハイエンドモデル「スマートロード RSR−LA」を出展した。視覚的な操作ができ作業性に優れる。エアーロックシステム搭載で、取り付け時の誤差を低減し計測精度を向上した。
サンコー
「ユーロスター」
二輪車から軽自動車や乗用車、中型トラックまで対応するパワーホイールロック付きバランサー「ユーロスター EU670」を出品。「EU660」「EU620」などの「ユーロスター」シリーズとともに、中国製「デーリック」シリーズも展示した。