トーヨータイヤ、日米のタイヤ工場で一時生産停止 新型コロナへ対応

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カテゴリー: ニュース

 新型コロナウイルスの感染拡大によるタイヤの需要減を受けて、TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は仙台工場(宮城県岩沼市)の稼働を一時停止すると発表した。期間は4月3日から9日までの7日間で、4月10日から生産を再開する予定。

 仙台工場は同社の自動車用タイヤの国内主力生産拠点。海外市場向け高性能タイヤの輸出拠点としても活用している。従業員数は約1500人。同社では「現在、市場から求められている在庫を十分確保できている」としており、物流センターや倉庫などは稼働を継続する。なお、三重県の桑名工場は通常通りに稼働を行っているという。

 また、同社の米国子会社、Toyo Tire Holdings of Americasは3月30日にジョージア州のタイヤ工場を一時停止すると発表した。既に生産調整を開始しており、4月1日から稼働を停止する。4月19日には生産を再開する見通し。

 ただ、在庫は十分に確保しており、物流センターは営業を継続する。また、海外生産拠点からの輸入も続ける。

 Toyo Tire Holdings of Americasでは「各拠点の従業員の健康と安全を確保するため、これまでに米疾病対策センター(CDC)が推奨する予防措置を実行している」と表明している。


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