横浜ゴム SUV向け2モデル投入「BluEarth」「GEOLANDAR」ブランドから

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カテゴリー: ニュース
「BluEarth-XT AE61」
「BluEarth-XT AE61」

 横浜ゴムは12月5日、クロスオーバーSUV向けにサマータイヤ「BluEarth-XT AE61」と、グランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058」を2020年2月から順次発売すると発表した。国内でも人気が高まっている都市型のクロスオーバーSUVをターゲットに展開する。

 「BluEarth-XT AE61」は市街地や高速道路などオンロードを走行する機会が多いユーザーがターゲットとなる。ウェットや耐偏摩耗性、ハンドリングを高いレベルで両立する非対称パターンを採用。ラググルーブとサイプを非貫通化し、静粛性にも配慮した。
 プロファイルは、滑らかな接地形状と接地圧の均一化で直進安定性を図ったほか、断面形状の最適化により面圧を均一にして偏摩耗を抑制。コンパウンドは配合と混合の技術によって、ウェットと低燃費性能の両立を達成した。

 現行品(GEOLANDAR SUV G055)と比べてドライ制動を8%、ウェット制動を16%短縮。ウェット円旋回は16%向上したほか、パターンノイズは7%、通過音は11%、転がり抵抗係数は9%低減した。全サイズで、国内ラベリング制度におけるウェットの最高グレード「a」、転がり抵抗性能は「A」を獲得した。発売サイズは16~20インチの18サイズで、価格はオープン。

「GEOLANDAR CV G058」
「GEOLANDAR CV G058」

 一方、「GEOLANDAR CV G058」はオンロードに加え、オフロード走行も楽しむユーザーをターゲットにしたM+S規格の製品となる。発売サイズは15~20インチの32サイズで、価格はオープン。

 ユーザーが重視する安全性や快適性、経済性の向上を図り、現行品比でドライ操縦安定性と転がり抵抗はほぼ同等を維持しながら、ウェット制動は12%、ウェット操縦安定性は13%向上。またパターンノイズは9%、ロードノイズは34%、突起乗り越しの上下軸力は7%低減した。

 トレッドには縦溝を基調に細かなサイプを多数配置し、ウェット・スノー性能を確保。2Dと3Dのサイプを組み合わせることで、高いトラクションと剛性感を両立し、ブロック配置を最適化してパターンノイズを低減している。

結城執行役員
結城執行役員

 さらに、専用のコンパウンドやプロファイルにより、ウェット・スノー路面で安定感ある走りを可能にしたほか、摩耗性能を高めた。

 同日、都内で開催した新商品発表会で、タイヤ企画本部長の結城正博執行役員は、「色々なお客様に合わせた製品を提供することで、あらゆる方々にご満足頂けるラインアップになった」と述べた。


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