
4月8日は「タイヤの日」。日本自動車タイヤ協会(JATMA)と全国タイヤ商工協同組合連合会などにより2000年に創設され、ことしで四半世紀もの歴史を積み重ねた。新型コロナによる感染症の拡大期間中は活動を自粛せざるを得なかったが、それが解除された現在、イベントの開催が可能となった。JATMAをはじめ、タイヤメーカーがタイヤの安全啓発に関わる各種の企画を行った。
JATMAは「タイヤの日」にちなむ活動として、これまでと同様、タイヤ点検の励行を呼びかけるPR活動を企画した。
4日・九州自動車道古賀SA下り線を皮切りに、5日・東北自動車道蓮田SA上り線、8日・道央自動車道輪厚PA上り線/京都縦貫自動車道京丹波PA、10日・山陽自動車道宮島SA下り線を会場として各支部がタイヤ点検を実施した。これら以外にも5月にタイヤ点検を計画中だ。

タイヤ点検の現場では、リーフレットや空気圧適正管理に関する啓発チラシ、ポケットティッシュを同封したポリバッグを配付。また、点検を受けたドライバーに数量限定で簡易エアゲージ=写真下=をプレゼントした。
さらに、B3判のカラーポスター=写真上=を10万8千部制作。タイヤメーカー系列販売会社を通じ、各タイヤ販売店に配付し掲出を呼びかけた。
24年の同じ時期に全国6カ所で行ったタイヤ点検では、68台の点検車両中、タイヤに整備不良があった車両は22台、不良率は32%にも達している。
このような状況を受け、JATMAは「タイヤの日」を契機として、ユーザーに空気圧点検をはじめとするタイヤの日常管理の重要性を強く訴え、安全使用のPR活動に取り組んでいく。