
自動車の技術者・研究者向けの展示会「人とくるまのテクノロジー展」が5月21日から23日の3日間、パシフィコ横浜で開催された=写真上=。617社が出展、延べ7万9808名が来場。「100年に一度の変革期」と言われる自動車業界で、未来を感じさせるテクノロジーが多く見られた。

コンチネンタルはオートモーティブ領域にフォーカスした技術・製品の展示を行った=写真中=。
自動運転技術が日進月歩で進化するなかで、同社が重要キーワードとするのが「Autonomous」「Safe」「Exciting」「Connected」の4つ。ブース内でも4エリアに分けて、それぞれのキーワードに沿った最新技術を紹介した。
たとえば「Autonomous」では同社のADAS(先進自動運転システム)の「Xelve」。広報担当者は「自動運転のレベルによって求められる要件が変わってくる。Xelveではレベル2+からレベル4まで対応することが可能だ」と話した。

NIRA Dynamicsのブースでは車輪脱落事故防止ソリューション「LWI」や間接式TPMS「TPI UX」などのソリューションを展示した=写真下=。
車輪脱落事故は日本でも大きな課題となっており、日本でも年間140件程度起きている。同社は「Safe Mobility」の実現に向けて、日本市場でのソフトウェア供給を拡大していく考えだ。
昨年には日本法人を立ち上げた。リサ・オーボムCEOは「日本市場で浸透するためには、信頼関係の構築など長い目で取り組む必要がある」と強調。展示会ではオーボムCEO自身もブースに立って説明しており、「着実にNIRAが日本に浸透してきていると思う」と自信を見せた。
このほか、日本ゼオンなども出展した。