
「オートサービスショー」の開場に先立ち、開会式が行われた。主催する機工協の柳田昌宏会長=写真上=は「クルマの使われ方そのものが進化するなかで、整備についても整備士の知識はもちろんのこと、機器やシステムを進化しなければならない」と、あいさつした。
電気自動車や自動運転技術、カーシェアやオンデマンド交通など、モビリティサービスは高度化の一途をたどる。こういった流れに対応するために、整備でもOBD検査や特定整備制度も完全施行。今後はバッテリーやパワートレインなどの対応が求められると見込まれ、最新技術の活用は必要不可欠だ。柳田会長は「整備の現場こそが次世代モビリティと社会をつなぐ重要な橋渡し役」だとし、「オートサービスショーがその一歩に」と強調した。

来賓には国土交通省や経済産業省のほか、業界団体の役員が臨席。国土交通省物流・自動車局の久保田秀暢次長は「多様なニーズに応える絶好の場」になってほしいとエールを送った。経済産業省自動車課の高木直樹課長補佐は「総整備場数・総売上高は3年連続で増加したが、採用や省力化は課題」と指摘。「大変革期の乗り越えへサポートしていきたい」と訴えた。
オートサービスショー実行委員会の浜本雅夫副委員長が開会を宣言すると、盛大にテープカット=写真下=。来場者はさっそく最新の整備機器や新たなトレンドを探しに各ブースを訪れた。