XCRスプリントカップ北海道  TOYO TIRES×三浦昴選手参戦  「オープンカントリー R/T TRAIL」で

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カテゴリー: ニュース
右から吉川部長、羽琉選手、三浦選手、小菅社長
右から吉川部長、羽琉選手、三浦選手、小菅社長

 TOYO TIRESは、開催中のXCRスプリントカップ北海道に参戦する。ドライバーにはOPEN COUNTRYのブランドアンバサダーである三浦昴選手を起用。3月に発売したラギットテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY R/T TRAIL(オープンカントリー アールティー・トレイル)」で挑む。

 

 XCRスプリントカップ北海道(以下、XCR)はクロスカントリー車両によるラリーレース。TOYO TIRESは今回、共栄タイヤサービスとともに「K-one Racing with TOYO TIRES」として7月の第3戦「ARK ラリー・カムイ」、9月の第4戦「RALLY HOKKAIDO」に参戦する。

 7日、愛知県豊田市のさなげアドベンチャーフィールドで参戦発表会が行われた。三浦昴選手ほか、K-one Racingを運営する共栄タイヤサービスの小菅英久社長、コ・ドライバーを務める羽琉選手、TOYO TIRESからグローバルマーケティング部の吉川誠部長が登壇した。

 三浦選手は23年にOPEN COUNTRYのブランドアンバサダーに就任しタイヤの開発にもかかわる。「新しい仕事にチャレンジさせていただいた」と感謝を述べ、「モータースポーツは当然結果が求められる。結果はもちろん、試行錯誤のドラマを見ていただきたい」とコメントした。

「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」
「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」

 今回の参戦車両はベースがトヨタ「ランドクルーザー 250」で、装着タイヤは「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」、サイズはLT275/70R18 125/122Q。

 ラリーの足元を支える「R/T TRAIL」は大型SUVやピックアップトラック専用タイヤ。パターンデザインはジグザグの溝が特徴で、オフロードでのトラクション性能に寄与している。ストーンイジェクターは耐石噛み性能で溝の床に傷がつくのを防ぐ。サイドのディープバッドレスデザインは耐久性、耐外傷性、耐パンク性に寄与するなど、オフロード走行に適したデザインとなっている。

 また、タイヤの内部には高張力スチールベルトや高硬度のビードフィラーを採用しているが、OPEN COUNTRYで初めてサステナブル素材の再生ビードワイヤーを採用している点も「R/T TRAIL」の特徴だ。

 吉川氏は、「R/T TRAIL」採用について、「XCRでは規定上、M/T(マッドテレーン)タイヤは使用できない。コースには岩場などはない。ある程度トラクションもあり、SUVでもスピードを出しながら走行できるR/T TRAILが適しているのではないか。新商品で昨年以上の結果を求めたい」とし、「XCRは年々、参加台数も増えて国内のラリーの盛り上がりを感じており、弊社も貢献していければ」と今後の抱負を語った。

デモ走行シーン
デモ走行シーン

 会場ではデモ走行も行われた。三浦選手の運転に同乗した参加者は、高低差のあるオフロードでのスピード感ある走行に、ラリーの難易度の高さを体感した。

 デモ走行で初めてR/T TRAILを履いたという三浦選手は、「ドライとウエットの路面で走行性能に差が出たり、ウェットになって急に裏切るということがない。十分にオフロードをスピード走行していくポテンシャルがあるタイヤだと思う」と感想を述べた。

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