「第52回東京モーターサイクルショー」  3月28日〜30日、東京ビッグサイトで開催  国内タイヤメーカー3社がブース出展

第52回東京モーターサイクルショー
第52回東京モーターサイクルショー

 第52回東京モーターサイクルショー(主催:日本二輪車普及安全協会)が3月28日から3日間、東京ビッグサイトで開催された=写真上=。出展者数は180者、3日間の総入場者は11万8812人にのぼった。タイヤ業界からはブリヂストン、ダンロップタイヤ、井上ゴム工業、TIMSUN(ティムソン、中国)などが出展。最新製品にとどまらずエントリーモデルを出品し、二輪車ユーザーの裾野の拡大に取り組む姿勢がみられた。

 

 タイヤ関連の展示ブースを以下にリポートする。

【ブリヂストン】
【ブリヂストン】

 【ブリヂストン】テーマとして打ち出したのは、「二輪のプライド」。サーキット走行など熟練者向けだけでなく、二輪文化の裾野を広げていくためにエントリーモデルを前面に打ち出した。

 2月にツーリング性能を維持しながら摩耗ライフを47%向上させた次世代スポーツツーリングタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T33」を発売。展示会では視認性の高いブースの角地に展示した。

 もう一方の角地で見せたのは「BATTLAX HYPERSPORT S23」。タイヤを装着したバイクを約45度傾けた状態で展示し、S23の強力なエッジグリップを表現した。

 広報担当者が強調したのは「エントリーユーザーも熟練者も」。ブース来訪者が老若男女問わず〈走るワクワク〉を楽しんでいた。=写真2=

【ダンロップタイヤ】
【ダンロップタイヤ】

 【ダンロップタイヤ】2月に発売した「SPORTMAX Q5S」を中心に高性能タイヤを中心に出品しPRを行った。

 Q5Sは17年に発売した「α-14」の後継モデル。サーキット走行からワインディングまで幅広いシーンに対応可能なスポーツタイヤ。ブース内にはQ5Sのコンパウンドのしなやかさやグリップ力の高さを体感できるコーナーを用意した。

 ブースの中心にはQ5Sを履かせたレーシングマシン「BMW M1000RR」を展示。担当者は「先代のα-14から8年のときを経て誕生した『Q5S』の進化を体感していただきたい」と語った。=写真3=

【井上ゴム工業(iRC TIRE)】
【井上ゴム工業(iRC TIRE)】

 【井上ゴム工業(iRC TIRE)】オフロードタイヤからオン&オフタイヤを中心に出展。同社のタイヤブランドである「GEKKOTA」商品をメインに展示した。「GEKKOTA」は英語で「ヤモリ」。柔らかいコンパウンドで、吸い付くようなグリップ力を発揮するのが特徴だ。

 ブースでは新商品からサイズ拡充を行った商品まで幅広く展示。同社がサポートするライダーの内嶋亮選手らのトークショーも開催した。=写真4=

【TIMSUN】
【TIMSUN】

 【TIMSUN】中国メーカーで日本市場でも一定のシェアを誇る同社。ブースでは耐久性とグリップ力を高次元で両立させたストリートハイグリップタイヤを紹介した。

 ブースでは「TS-720」や「TS-750」といった25年中に発売を予定しているものや、一部発売している「TS-880」の説明パネルを展示した。=写真5=

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