第19回中国国際タイヤエキスポが9月4日〜6日、上海で開催決定

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カテゴリー: ニュース

400社以上が出展し最新の情報を発信

開催告知のポスター
開催告知のポスター

 23年に新型コロナウイルスの感染法上の分類が変更され行動制限が解除されたことで、ショーをはじめとする各種のイベントが再びリアルで開催されるようになった。日本自動車工業会は10月15日から18日、千葉・幕張メッセで「ジャパンモビリティショー(JMS)2024」を開催すると発表した。海外ではすでに大規模なイベントが再開されており、コロナ禍前を上回る集客を記録するなど、一層活発化する様相をみせている。

 

 23年から大規模イベントが再開され活況を呈している。自動車ではこの4月に「北京モーターショー2024」(第18回北京国際汽車展覧会)が世界最大規模で開催された。新型コロナウイルスの感染拡大による延期・中止をはさみ20年秋以来、3年半ぶりの開催となった。

 自動車タイヤ業界に目を向けると、アジア・太平洋地域で最大級のタイヤトレードショー、「第19回中国国際タイヤエキスポ(CITEXPO)2024」もその一つにあげられる。主催は海富國際展覧服務有限公司(=Reliable社、Topic社)で、9月4日〜6日の三日間、上海・浦東の国際展示コンベンションセンター(上海世博展覧館)で開催される予定。

過去のショーの出展者ブース
過去のショーの出展者ブース

 CITEXPOは乗用車用、トラック・バス用、OTRなど自動車タイヤをメインとするビジネストレードショー。タイヤ以外にも、ホイールやアフターサービス関連、整備機器などが一堂に出展される。03年に第1回を開催以来、中国をはじめ世界各国のタイヤメーカーやサプライヤーが参加している。ただ、20年から22年の3年間は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響を受け開催中止。23年9月、4年ぶりにリアルでのショーが再開された。

 EVを成長エンジンとして、グローバル市場で勢力を拡大する中国の新興ブランド。自動車タイヤについてはコロナ以前、中国ローカルメーカーは500社程度と推定されたが、大手事業者が中小事業者を吸収・統合するなどの統廃合をみせながら着実に伸長してきている。

 米Tire Business誌(23年8月)による22年世界タイヤ売上高ランキングでは中策ゴム(ZCラバー)が第9位、サイルングループが第12位、リンロングループが第17位と、上位20位圏内にその名を連ねる。

 中国ブランドは世界の市場で地歩を築きつつあり、24年以降もその勢いは続く見込み。このような情勢を受けてCITEXPOへの注目度も高まる一方のようだ。23年開催の第18回CITEXPOは300社超の事業者が出展。会期中、海外からの来場者が全来場者の4割を占めたという。

 24年9月開催予定の第19回CITEXPOでは、前回を大きく上回る400社のタイヤメーカーと関連事業者が参加しブースを出展する。展示を通じて中国ブランドをはじめとする自動車タイヤ業界の動向と最新の情報を発信する計画だ。


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