ゴム連合が4日〜5日、第21期定期大会を開催  女性組合役員の育成に注力を

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定期大会の閉会時のもよう
定期大会の閉会時のもよう

 日本ゴム産業労働組合連合会(ゴム連合)は、9月4日・5日の2日間にわたり、愛知県豊橋市内のホテルで第21期定期大会を開催した。
 登壇した萩原一人中央執行委員長=写真下=は、「労働組合に求められるのは組合員との対話だが、情報発信力も求められていると痛感している。時代の変化に合わせた組合活動にしていかなければいけない。多様性の時代だからこそ、労働組合の果たす役割は大きい」と、ゴム連合の重要性を強調した。

 来賓の芳野友子連合会長は、今後の運動の参考にしていただきたいとして、連合の直近のとりくみを次のように述べた。「政策の実現を第一に、右往左往せず実直に、働き方改革をさらに進展させるために全力で進めていく」。さらに、ジェンダー平等推進について「前に進めていくため、具体的行動をお願いしたい」と訴えた。

萩原一人中央執行委員長
萩原一人中央執行委員長

 第20期の一般活動経過報告、会計決算、会計監査報告の後、議案の審議がなされた。新たな会費制度にかかる規約改定、役員選出、退任役員顕彰、第21期運動方針など第1号から第6号までの議案をすべて可決した。

 このうち第5号議案の「ゴム連合男女共同参画とりくみ方針に関する件」では、前期の総括として「とりくみ方針の周知やフォローアップが不足していた」と課題に言及。そのうえで「女性組合役員の育成が産別活動の重用な柱のひとつ」とした。第21期から第25期まで5カ年の目標として、中央執行部・中央委員、組合活動への参加者、加盟組合役員などの女性比率15%以上をめざす。

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