
ドイツの特殊化学品メーカーで、ことし創立20周年を迎えたランクセスAGは19日、都内で記念イベントを開催した。同社の経営委員会メンバーのひとり、アジア・太平洋地域を統括するフーベルト・フィンク氏が来日し、本年上期業績を総括するとともに、過去20年の事業を振り返りと今後の展望について語った。
ランクセスは05年、独バイエルグループから分離・独立しドイツ証券取引所に上場を果たした。いくつかの事業の変遷を経て、タイヤ原料のひとつである添加剤をはじめ中間体など特殊化学品に事業ポートフォリオをフォーカスし、その地位を確立。東京・丸の内に日本法人のランクセス株式会社本社を置くとともに、愛知・豊橋にラインケミーのゴム薬品生産拠点と品質管理ラボを、神奈川・川崎にテクニカルセンターを構え、日本市場で事業を積極的に展開している。

この日の記念イベントでは、同じ会場で行う「ソリューションズ・デー・東京」の内容をメディアに公開した。フィンク氏は「日本は戦略的に非常に重要な市場。今後のグローバルビジネス展開を見据え、パートナーとの協力関係を強化していく」と、その開催意義を語る。
「ソリューションズ・デー・東京」は、同社が提案する持続可能なソリューションについてパネルと実物サンプルを展示。六つの主要テーマごとに展示ゾーンを設定した。日本の顧客やビジネスパートナー約150名を招き、それぞれの展示物について担当者が解説し、市場ニーズとそれに対するランクセスの取り組み、技術イノベーションを提案した。
その一つ、「バッテリーおよびモビリティ」=写真下=では、原材料の混合から成型・加硫に至るタイヤ製造の各工程で使用されるラインケミー製品を展示。同社製品の優れた機能特性を訴求した。