東京自動車タイヤ商工協同組合は人材確保へ向けたさまざまな取り組みを行っている。
24年10月から東京都と東京しごと財団が連携して行う「業界別人材確保強化事業」の支援団体に参画。組合員企業10社を対象としたコンサルティングやセミナーをとおして人材確保の強化をめざす。
事業の一環として9日、「生き残る企業の幅広採用戦略」をテーマにセミナーが開催された。講師の小澤明人氏(リッチピクチャーズ・プロデューサー)は近年の人材採用傾向をふまえ、新卒、氷河期世代、女性、シニア世代など採用ターゲット別の分析やアプローチのポイントを解説。外国人採用の特定技能ビザや助成金について言及した。

セミナー開催にあたり磯文雄理事長は「良い人材の確保が業界の切なる希望。セミナーを聞いて、若者世代以外の採用など認識を新たに持つことができた。前進できるよう頑張りたい」と挨拶した=写真=。
支援事業は26年3月まで。次回セミナーは10月8日。また26年1月には採用マッチングイベント(合同企業説明会)の開催を予定。