
独ランクセスはこのほど、24年度通期業績を明らかにした。23年から始めた「FORWARD!」アクションプランによるコスト削減が効き、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は前年度比19.9%増の6億1400万ユーロ(約996億1064万円)となった。
売上高は前年度比5.2%減の63億6600万ユーロで着地した。ほぼすべての事業部門が販売量を伸ばしたが、原材料とエネルギーコストの減少が販売価格を押し下げた。
25年度も厳しい市場環境が見込まれるが、「FORWARD!」アクションプランの継続的な効果などからEBITDAで10%程度の増加を見込む。