クルマの高度化対応、作業の効率化を提案

「第38回オートサービスショー2025」は6月19日、東京ビッグサイト(東1・2・3ホール、屋外)で開幕する。会期は21日までの三日間。
自動車整備機器関係の専門見本市として国内最大級の「オートサービスショー」。1948(昭和23)年に「自動車整備用機械工具実演展示会」として第1回を開催。その後、73(昭和48)年に現在の名称に変更し隔年で開催してきた。だが、2021年はコロナ禍と東京オリンピック・パラリンピック開催のため会場の確保が困難で中止。前回は19年以来4年ぶりの開催となった。
今回のショーテーマは「次世代モビリティと共に歩む整備機器」。主催する日本自動車機械工具協会(=機工協、柳田昌宏会長)によると、出展者数は105社7団体、出展小間数1107小間と、ともに前回を上回る規模での開催を予定している。
機工協はこのほど、出展企業によるメディア向け「事前説明会」を行った。また、本紙ではタイヤ整備関係にフォーカスし、独自にアンケート調査を実施した。それらをベースに2回連載で、出展企業ブースの見どころを紹介する(五十音順)。
出展各社の多くは喫緊の課題であるクルマの電動化・高度化や整備現場の軽労化・省人化への提案を行う。またコンプライアンス対策、安全・環境対策機器のラインアップにも注力。整備業界に山積する諸問題解決へのアプローチを図る考え。
(後編につづく)