ミシュランの「X TWEEL SSL」衝撃を抑え、高い安定性を発揮
「TWEEL」(トゥイール)はミシュランが2005年に発表したタイヤとホイールを一体化させたコンセプト。強度が高いポリエステル樹脂製のスポークが配置された外観が特徴的だが、性能はどの程度なのか――「X TWEEL SSL」を小型建設機械に装着して試乗する機会を得た。 岩場や突起物の乗り越えなど、衝撃が多いコースを走行した際、スポークが大きくたわむことで確かにショックを緩和してくれる印象だ。スラ…
「TWEEL」(トゥイール)はミシュランが2005年に発表したタイヤとホイールを一体化させたコンセプト。強度が高いポリエステル樹脂製のスポークが配置された外観が特徴的だが、性能はどの程度なのか――「X TWEEL SSL」を小型建設機械に装着して試乗する機会を得た。 岩場や突起物の乗り越えなど、衝撃が多いコースを走行した際、スポークが大きくたわむことで確かにショックを緩和してくれる印象だ。スラ…
日本ミシュランタイヤは2019年に建設機械用ラジアルタイヤ「X TWEEL(トゥイール)SSL」を国内市場に投入する。バイアスが主流のマーケットの中で、日本初の実用化となるエアレスタイヤは大きな変革を起こせるか――。 「ユーザーにとって何がメリットになるのか」――ミシュランはこの理念のもと、過去から様々なイノベーションを生み出してきた。その最たる例がラジアルタイヤで、生産財カテゴリーでもライフ…
5月10日から12日の3日間、「ジャパントラックショー2018」がパシフィコ横浜で開催され、前回(2016年)の約2倍となる5万1744人が来場した。タイヤメーカーからは日本ミシュランタイヤが出展したほか、生産財タイヤ向けの整備機器やTPMS(空気圧管理システム)などの展示も目立った。 日本ミシュランタイヤ 6月から提供を始めるトラック・バス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサ…
日本ミシュランタイヤは4月26日、ソフトバンクと協業してトラックバス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」を6月1日から提供すると発表した。契約件数は当初300台からスタートし、2020年に2万台を目指す。さらに同社のワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の販売増にも繋げていく考えだ。 新サービスはタイヤメーカーとして国内で初の実用化となる。車両にオレンジジ…
日本ミシュランタイヤがトラック・バス用タイヤと建設機械用タイヤ、産業車両用タイヤなど生産財タイヤをトータルで提案するビジネスに乗り出した。従来はカテゴリーごとに対応していたが、今年1月に生産財を全体で運営する「B2Bタイヤ事業部」を立ち上げ、点から面に事業を拡大する体制に移行。トラック用タイヤで培ってきた戦略を活用することで、3年後には市販用タイヤで、生産財事業の売上高を2割程度引き上げたい考え…
今年1月に日本ミシュランタイヤの人事担当執行役員に就任した石澤千夏氏。グループが目標に掲げている“変革”に対して、いかに社員の成長を進めていくのか。 もっと危機感を持ち、目を覚ましてほしい――社員の変化を成長へ ――人事面での課題は。 「ミシュラングループでは毎年5カ年計画で様々な戦略を立てているが、環境の変化に対して追いつけていないという認識がある。世の中がすごいスピードで変わっているのに…
日本ミシュランタイヤが市販用タイヤで販売を拡大しており、特に17インチ以上のゾーンで業界水準を上回る成長を遂げている。好調の背景にはグループ全体で2016年から取り組んできた“顧客ファースト”への意識改革がある。その変化を支えるのは社員自身の成長と、「安定志向の人ばかりになったらこの会社はない」(人事担当の石澤千夏執行役員)という危機感だ。社員の成長からビジネスの発展へといかに繋げていくのか――…
日本ミシュランタイヤは5日、産業機械のスキッドステアローダー用のエアレスタイヤ「MICHELIN X TWEEL SSL」を2019年に国内市場に導入すると発表した。 同商品は2012年から北米市場などで販売しており、主に建設現場や道路舗装工事、農業などの作業現場で使用されている。優れた乗り心地で作業者の疲労低減に繋がるほか、パンクによる作業中断がなくなることで生産性の向上が期待できる。 エ…
仏ミシュランは1月からモーターサイクル用スポーツツーリングタイヤの新商品「MICHELIN Road 5」(ミシュラン・ロード・ファイブ)を各国で順次発売する。グローバルで1回目となるプレスイベントのため来日したアジア地区コマーシャルディレクターのアダム・ストーレイ氏に事業の展望と日本市場の位置付けを聞いた。 高性能スポーツの成長に期待 ――グローバルでのMC事業の状況は。 「アジアや南米な…
ウェット性能維持し、プレジャー提供 日本ミシュランタイヤは昨年12月、栃木県のGKNドライブラインジャパンテストコースで新商品「MICHELIN Road 5」の試乗会を開催した。 新商品はドライでの優れた操縦安定性を確保しつつ、最新のコンパウンド技術とサイプの採用により走行に伴うウェット性能の低下を抑制したのが特徴。同社では「5000kmを走行しても新品時同等のウェット性能を維持できる。距離…
国内外で様々な出来事があった2017年も残すところ僅か。今年は海外では景気の回復が見られた一方、国内に目を向けると、日本を代表するような企業で不祥事が相次いで発覚したほか、多くの産業で人手不足に拍車がかかるなど不安定な要素は増している。こうした状況下、タイヤ業界にとっては、どのような1年だったのか――。 ■値上げに揺れた国内市販タイヤ市場 日本自動車タイヤ協会の統計によると、2017年の市販用…
世界初のラジアルタイヤやスタッドレスタイヤ、コンパウンドにシリカを配合したグリーンタイヤ、空気の代わりにスポークで支えるエアレスタイヤ、トラック用のシングルタイヤ――これらは「将来の環境のため、ユーザーの利益のためにこういうタイヤが必要だ」との想いのもとにミシュランが生み出してきたイノベーションの数々だ。誕生した当時は、市場からすぐには受け入れられなかった技術もあるが、その後、多くの製品に当たり…
日本ミシュランタイヤはこのほど群馬県太田市にあるタイヤ研究開発拠点「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設はミシュラングループの中で、フランス、北米と並ぶ3大拠点の一つ。主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の研究開発を行っており、ここで生み出した技術を世界に発信する重要な役割を担う。世界のメジャーブランドとの競争が厳しさを増し、また新興企業が急速に技術力を高めつつある中、一層の性能向上に繋…
日本ミシュランタイヤは9月15日、栃木県にあるGKNドライブラインジャパンのプルービンググラウンドでトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」(エックス・ワン)の試乗イベントを開催した。同社ではここ数年、「X One」の優位性を訴求する取り組みを積極化しているが、今回はタイヤ販売店や運送会社など関係者約120名が参加する大規模なイベントとなった。幅広いユーザーにそのメリットを訴求すること…