高性能ゴムの開発へ ブリヂストン欧州子会社とベルサリス社
エラストマーの製造販売を行う伊ベルサリス社は3月29日、ブリヂストンの欧州グループ会社ブリヂストンEMIAと、高度な特性を持つ合成ゴムの研究、製造、供給に関する共同開発に合意したと発表した。 両社の研究・開発部門はオープンイノベーションモデルを利用して、高性能タイヤの製造に向けて技術やスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を含む新しいエラストマーのグレードの開発を実施する。なお、ベルサリス社は伊ラ…
エラストマーの製造販売を行う伊ベルサリス社は3月29日、ブリヂストンの欧州グループ会社ブリヂストンEMIAと、高度な特性を持つ合成ゴムの研究、製造、供給に関する共同開発に合意したと発表した。 両社の研究・開発部門はオープンイノベーションモデルを利用して、高性能タイヤの製造に向けて技術やスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を含む新しいエラストマーのグレードの開発を実施する。なお、ベルサリス社は伊ラ…
スウェーデンのボルボ・カーズは3月、欧州20カ国で年間を通じて使用できる「リチャージタイヤ」を電気自動車に標準装備すると発表した。 同社グループは、温暖化ガスの排出実質ゼロを意味するクライメートニュートラルを2040年までに実現する目標を掲げており、今回の取り組みはその一環。「幅広い路面状況に対応できるタイヤを1セット使用することで、年に2回のタイヤ交換を無くし、お客様の負担を軽減するとともに…
韓国のクムホタイヤの乗用車用タイヤ「ECSTA HS51」が、ドイツの自動車専門誌「Auto Bild」が実施したサマータイヤテストで総合1位を獲得した。 Auot Bildは欧州で人気のある自動車専門誌のひとつで、自動車やタイヤなどを対象に様々な性能テストを実施している。今回のテストは欧州で販売しているサマータイヤ53製品を対象に実施。1次テストでは、ドライ・ウェット路面での制動テストを行い…
ブリヂストンは17日、仏ベチューン工場を4月末に閉鎖する予定だと発表した。同社は昨年10月から関係者と工場閉鎖に向けた協議を行っていたが、2月26日(現地時間)に終結し、3月16日(現地時間)に現地当局から計画が承認された。工場の従業員は配置転換や再就職の支援などを行う。 同工場は1961年に操業を開始。2020年9月時点で乗用車用タイヤを日産1万7000本生産していた。従業員数は863人。 …
住友ゴム工業は3月12日、ファルケンブランドの乗用車用タイヤ「AZENIS FK510」が欧州最大の自動車連盟である「ADAC」(独自動車連盟)が実施したタイヤテストで総合1位を獲得したと発表した。 今回のテストは、「AZENIS FK510」(タイヤサイズ:225/50R17 98Y)をアウディ「A4」に装着して行われ、ウエット性能、ドライ性能とも高次元で両立した夏タイヤとして高く評価された…
5月から欧州で乗用車用、小型商用車用、中・大型商用車用タイヤに新しいラベリング制度が導入される。独コンチネンタルは1月19日のリリースで「新しいタイヤラベルは消費者に、選択したタイヤのより包括的な情報を提供するために導入される」と紹介した。 新しいラベルでは、転がり抵抗とウェットブレーキ性能のクラス分けが再構成される。これまでの「A」「B」「C」クラスは変更せず、乗用車用やバン用タイヤのうち両…
ブリヂストンの欧州グループ会社、ブリヂストンEMIAは2020年に13のカーメーカーの30モデル以上に対し、80以上の新車装着用タイヤを供給したと発表した。 BMWやアウディ、セアト、トヨタはブリヂストンEMIAの採用が最も多かったほか、昨年はランボルギーニへの初供給や、新興メーカーのイネオスに「デューラーA/T001」を提供することを公表している。 昨年の同社のOEタイヤを見ると、「大口径…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)が1月21日に発表した加盟企業の2020年のタイヤ販売実績は、新車用のコンシューマータイヤが前年比23%減の6695万8000本、トラック用が18%減の466万2000本だった。 市販用では、コンシューマータイヤが12%減の1億9230万6000本で、このうち冬用タイヤは2割減、夏用タイヤは13%減少した一方、オールシーズンタイヤは5%増加した。トラック…
フィンランドのノキアンタイヤは12月15日、重機用タイヤ部門の新R&D(研究開発)センターが稼働したと発表した。この施設はフィンランドのノキアにあり、広さは約4000平方メートル。 同社では、「自動化とテスト能力の増強で試験性能を全く新しいレベルにグレードアップした」としている。例えば、ドラム試験の能力を強化したことで、「試験段階の早期の障害が解消され、製品開発やOEMとのコラボレーションがよ…
独コンチネンタルは昨年12月、デンマークのカーシェアリング事業者の電気自動車(EV)を使用したパイロットテストで、タイヤの溝深さをリアルタイムでモニタリングすることに成功したと発表した。 このテストは、コンチネンタルがテレメトリー(遠隔測定)の専門企業トラフィログと共同で行ったもので、事業者の全車両のタイヤの空気圧と温度をリアルタイムで測定するプロジェクトの一環として実施。タイヤセンサーの情報…
仏ミシュランは1月6日、今後3年間で仏国内の従業員を最大2300人削減すると発表した。 中国メーカーなどから低価格品が流入して市場環境が変化する中、競争力の強化を目指す3カ年計画の一環として実施する。このうち工場では1200人の人員を削減するが、工場の閉鎖は行わない予定。 ミシュランでは、「当社グループは将来に備えた戦略的な事業転換をする必要がある。フランスでは競争力を大幅に強化することが当…
伊ピレリは12月15日、英ランドローバーの新型SUV「ディフェンダー」の新車装着用タイヤとして「SCORPION ZERO ALL SEASON」が承認されたと発表した。「SCORPION ZERO ALL SEASON」は全ての季節で最大限の性能を発揮するように設計した超高性能(UHP)タイヤ。ドライとウェットの両路面において、ノイズを軽減しつつ優れた快適性と安全性を提供するという。 また、…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は、欧州委員会が12月10日に発表した「持続可能でスマートなモビリティ戦略」に対して歓迎のコメントを発表した。 この戦略では、欧州の交通システムがグリーンかつデジタルな変革を達成し将来の危機に対してより強靭になることを目指している。ETRMAでは、「タイヤはEUの交通システムの脱炭素化とデジタルトランスフォーメーションに持続可能な貢献ができる」としている…