先進技術

ミシュランの新たな技術コンセプト 各カテゴリーへ本格展開
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ミシュランの新たな技術コンセプト 各カテゴリーへ本格展開

 仏ミシュランが理念として掲げる“トータル・パフォーマンス”の一環として、摩耗が進んでも性能を維持するという技術コンセプトを打ち出し、国内市場も含めて幅広いカテゴリーで本格展開を始めた。  同社は昨年発表した乗用車用スタッドレスタイヤ「X-ICE3+」(エックスアイス スリープラス)で1万kmを走行した状態での氷上性能を1割向上させ、性能劣化を抑えることのメリットを前面に押し出した。  また、20…

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東洋ゴム、ノイズを低減する新技術を開発 来年実用化へ
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東洋ゴム、ノイズを低減する新技術を開発 来年実用化へ

 東洋ゴム工業は6月29日、タイヤの空洞共鳴音を最大で75%低減するデバイスを開発したと発表した。この技術を搭載した乗用車用タイヤを2019年前半に市販する予定。  空洞共鳴音はタイヤが路面からの入力を受け、内部の空気が振動して発生するノイズ。同社では音に関する課題を解決する新技術「トーヨーサイレントテクノロジー」を活用して、タイヤ内部の空気が走行時にどのような状態になっているかを可視化することに…

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ブリヂストン 低燃費性と強度を両立したゴム 20年代前半に実用化
ニュース 902
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ブリヂストン 低燃費性と強度を両立したゴム 20年代前半に実用化

 ブリヂストンは6月25日に都内で開かれた内閣府などと進める研究開発推進プログラム「ImPACT」(インパクト)の報告会で、低燃費性と高破壊強度を両立したゴム複合体を発表した。  今回開発したゴムは、従来技術による低燃費ゴムと比べて強度が約5倍で、タイヤの燃費特性に寄与する材料物性は15%向上した。同社では2020年代前半の実用化を目指すほか、防振ゴムなどタイヤ以外の製品への活用も検討している。 …

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グッドイヤー、官民研究機関に参画 将来のタイヤ開発を加速
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グッドイヤー、官民研究機関に参画 将来のタイヤ開発を加速

 米グッドイヤーは5月31日、米ミシガン大学が主導する官民研究機関のMcity(エムシティ)の研究に参画し、自動運転車やコネクテッドカー関連の技術開発を促進すると発表した。  同社は今後、エムシティの試験施設で電気自動車および自動運転車のテスト走行を実施し、インテリジェントタイヤとセンサー技術を一層発展させていく。  エムシティは、実際の市街地や郊外の道路環境を再現した走行実験施設で、コネクテッド…

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ブリヂストン、天然ゴム以上の耐摩耗性を実現するポリマーを開発
ニュース 978
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ブリヂストン、天然ゴム以上の耐摩耗性を実現するポリマーを開発

 ブリヂストンは5月17日、ゴムのしなやかさと樹脂の強靭さを兼ね備えたポリマー「ハイ・ストレングス・ラバー」(HSR)を開発したと発表した。2020年代の実用化を目指す。  同日、都内で開いた会見で松田明常務執行役員(グローバルイノベーション管掌)は、HSRが「次世代のモビリティに確実に貢献する」と紹介した。  新開発したポリマーは、独自の改良型ガドリニウム触媒を用いて、汎用な材料であるブタジエン…

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ミシュラン、エアレスタイヤを2019年に国内で販売
ニュース 1,530
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ミシュラン、エアレスタイヤを2019年に国内で販売

 日本ミシュランタイヤは5日、産業機械のスキッドステアローダー用のエアレスタイヤ「MICHELIN X TWEEL SSL」を2019年に国内市場に導入すると発表した。  同商品は2012年から北米市場などで販売しており、主に建設現場や道路舗装工事、農業などの作業現場で使用されている。優れた乗り心地で作業者の疲労低減に繋がるほか、パンクによる作業中断がなくなることで生産性の向上が期待できる。  エ…

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ブリヂストンの原秀男フェローに聞くタイヤの未来は――
事業戦略 2,537
2,537

ブリヂストンの原秀男フェローに聞くタイヤの未来は――

 開発が加速する自動運転やコネクテッドカー、カーシェアリングサービスなど、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、将来のタイヤにはどのような機能が求められていくのか。これまで多くのイノベーションを生み出してきたブリヂストンが目指す姿や将来の可能性を、技術スポークスパーソンの原秀男フェローに聞いた。  ――自動運転車などの普及を見据えてタイヤ未来像は。  「コネクテッドカーやシェアリングカーなど…

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【ブリヂストン】トラックタイヤのデジタルソリューション刷新し国内導入
ニュース 479
479

【ブリヂストン】トラックタイヤのデジタルソリューション刷新し国内導入

 ブリヂストンは11月28日、トラック・バス用タイヤのデジタルソリューションツール「Toolbox」(ツールボックス)を刷新し、12月から日本にも導入すると発表した。同社の直営店から順次運用を開始し、今後販売代理店への展開も予定している。  「ツールボックス」は、同社のスタッフが運送事業者を訪問した際に取得する装着タイヤの情報やタイヤ点検結果などを管理するもので、既にアジアや中近東・アフリカ、欧州…

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変革するかタイヤの未来 求められる新たな価値
ニュース 6,463
6,463

変革するかタイヤの未来 求められる新たな価値

 クルマの電動化が今後急速に進むと見込まれる中、タイヤはどのような形でモビリティへ貢献できるのか――。電気自動車(EV)ならではの構造、あるいは航続距離といった課題に対して、これまで以上に燃費性能に優れ高いライフ性能を実現したタイヤが必要になることは容易に想像できるが、その先に到来する自動運転時代に備え、大手メーカーを中心にセンシング技術やエアレスタイヤなどの開発も加速している。車両の急速な変革に…

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【東京モーターショー】自動運転、AI、スポーツ――未来のクルマ
レポート 1,510
1,510

【東京モーターショー】自動運転、AI、スポーツ――未来のクルマ

 「東京モーターショー2017」には世界10カ国から153の企業・団体が出展し、カーメーカー各社は自動運転やAI(人工知能)など最新のテクノロジーを搭載したEV(電気自動車)を多数発表しました。その一方で、市販化が近いと思われるSUVやスポーツカーのコンセプトモデルにも注目が集まっていました。各社の主要モデルを写真で紹介します。

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【ミシュラン】イノベーションを生み出す理念と哲学
レポート 1,308
1,308

【ミシュラン】イノベーションを生み出す理念と哲学

 世界初のラジアルタイヤやスタッドレスタイヤ、コンパウンドにシリカを配合したグリーンタイヤ、空気の代わりにスポークで支えるエアレスタイヤ、トラック用のシングルタイヤ――これらは「将来の環境のため、ユーザーの利益のためにこういうタイヤが必要だ」との想いのもとにミシュランが生み出してきたイノベーションの数々だ。誕生した当時は、市場からすぐには受け入れられなかった技術もあるが、その後、多くの製品に当たり…

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【ミシュラン】日本の開発拠点「太田サイト」が担う役割の大きさ
レポート 5,480
5,480

【ミシュラン】日本の開発拠点「太田サイト」が担う役割の大きさ

 日本ミシュランタイヤはこのほど群馬県太田市にあるタイヤ研究開発拠点「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設はミシュラングループの中で、フランス、北米と並ぶ3大拠点の一つ。主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の研究開発を行っており、ここで生み出した技術を世界に発信する重要な役割を担う。世界のメジャーブランドとの競争が厳しさを増し、また新興企業が急速に技術力を高めつつある中、一層の性能向上に繋…

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【東洋ゴム】基本性能高めたエアレスタイヤ「noair」
レポート 1,638
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【東洋ゴム】基本性能高めたエアレスタイヤ「noair」

 東洋ゴム工業は9月8日、大阪・吹田市内で、近未来型エアレスコンセプトタイヤ「noair」(ノアイア)を発表。報道関係者向けに実車装着試走会を開催し、その実力を初めて披露した。 斬新な「X字型スポーク」で性能を向上  タイヤの基本的な機能は次の4つ。①自動車の重量を支える「荷重性能」②駆動力・制動力を路面に伝える「駆動・制動性能」③路面からの衝撃を和らげる「乗り心地性能」④クルマの方向を転換・維持…

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将来のタイヤは――ゴムが自在に変化するタイヤも!?
ニュース 1,387
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将来のタイヤは――ゴムが自在に変化するタイヤも!?

 ブリヂストンのタイヤ開発の将来像は――。同社が7月20日に横浜市内のスケートリンクで開催したスタッドレスタイヤの試乗会に参加した技術スポークスパーソンの原秀男フェローに話を聞いた。 ――スタッドレスのアイス性能はどこまで進化するか。  「今後10数年でアイス路面を夏タイヤのように普通に走行できるようになるのではないか。ただ、さらに上をいくためには、今の延長線上とは別の技術も必要になる。  例えば…

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ミシュランが考える「トータルパフォーマンス」の意義
ニュース 2,395
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ミシュランが考える「トータルパフォーマンス」の意義

「トータルパフォーマンスこそ強みであり永遠の課題」  7月上旬に開催された日本ミシュランタイヤの乗用車用スタッドレスタイヤ「MICHELIN X-ICE3+」の試乗会場で、同社研究開発本部の東中一之本部長取締役執行役員に技術面での考え方を聞いた。 ――ミシュランの基本にある「トータルパフォーマンス」の意味は。  「スタッドレスタイヤで一般道を走行していて、ドライバーが『何も感じなかった』というのは…

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