【オートサロン2017】海外メーカーも日本市場で攻勢

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カテゴリー: レポート, 現地

将来はケンダ50万本、ワンリ60万本目指す

 1月13日から15日まで千葉市の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2017」には海外のタイヤメーカーも複数出展した。各社は主に乗用車用の市販用タイヤをラインアップし、日本市場に合わせたコンセプトや独自のこだわりを見せたデザインで存在感を示す。将来的に減少傾向が続くと予測される市場で、いかにプレゼンスを高めていくか。各社の最新商品の特徴や販売施策を担当者に聞いた。

ケンダタイヤ ミニバン専用タイヤを初披露

KR021
春に発売予定の「KR021(左)

 台湾のケンダタイヤのブースでは同社初のミニバン専用タイヤ「KR201」を初めて披露した。左右非対称パターンの採用などにより優れた操縦安定性や静粛性を実現している。

 同商品は今年の春から日本で先行発売する予定。夏までに全15サイズをラインアップし、初年度の販売目標は5万本を設定している。

 同社の黄絲淳(ファン・マルチナ)氏は「世界的にみると、日本のミニバン市場はここ数年拡大を続けており、その需要が大きいとみている」と説明した上で、「こうした商品ラインアップを拡充することで、日本での販売本数は3年以内に年間50万本を目指したい」と意欲をみせた。

 なお同社は台湾、米国、中国に研究開発拠点を設けており、将来的には欧州にも拠点を設置する計画を明らかにした。

ナンカンタイヤ 最新商品をラインアップ

NANKANG
豊富なラインアップを展示

 輸入タイヤの通信販売を行っている㈱オートウェイは台湾のナンカンタイヤ、インドネシアのATRラジアルタイヤ、米国のハイフライタイヤの3社共同で出展した。

 ナンカンタイヤのブースでは、D1グランプリの参戦マシンを前面に置き、注目を集めた。また昨年から販売している耐久性を高めたスポーツタイヤ「AS―2+」をはじめ、高速走行時の安定性を追求した「NS―2R」やスタッドレスタイヤ「ESSN―I」などを出品した。

 2016年の販売状況について、洪建中(コウ・テレンス)部長は「11月の首都圏の降雪などに加え、北海道や東北地区でプロモーションの強化により、冬タイヤの販売は2015年に比べ倍増した。夏タイヤも順調に推移し、夏・冬合わせて年間の販売本数は60万本だった」と話した。

ワンリタイヤ レース用タイヤを2月に発売

WANLI
レーシング用タイヤの新商品「SR390」

 2年連続で出展した中国のワンリタイヤのブースでは2月から発売されるレーシング用タイヤの新商品「SR390」と、同商品を装着した2017年D1グランプリの参戦車両のコルベットを展示した。「SR390」はイン側の3本の縦溝によりウェット路面でしっかりとした排水性を発揮し、またアウト側のトレッドデザインによりコーナーリング時の強力なグリップ力を確保している。

 発売サイズは2サイズ(ともに18インチ)を予定しているが、現在は20インチの開発も進めており、今後新たに8サイズを追加する。また日本以外に中国や北米でも販売する計画。

 マーケティングを担当する劉子欣(リュウ・ズーシン)部長は「D1グランプリへの参戦によって、ワンリタイヤが持つ高い性能を証明した。今後、新商品の開発を進め、2020年までに年間60万本の販売を達成したい」と目標を掲げた。


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