往年の名車ずらり 「オートモビルカウンシル」開催

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カテゴリー: レポート, 現地
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 日本初のヘリテージカーイベント「オートモビルカウンシル2016」が8月5日から7日まで幕張メッセで行われた。国内外の自動車メーカー9社とヘリテージカー専売店19社が出展し、3日間で延べ1万8572人が来場した。約100台のヘリテージカーが一堂に並んだ会場には、往年の名車のほか吉田茂元首相のロールスロイスなど貴重な展示もあり、愛好家などで賑わった。また、展示と同時に販売も行われ、熱心なファンが車両の細部を確認しながら質問する姿も見られた。

オートモビルカウンシル2016
往年の名車が集合した

 今回出展されたヘリテージカーは、年代を問わずほぼすべて自走可能だ。ただ、1900年代初頭のモデルなど、現在は生産されていないタイヤを履いている車種も存在する。こういった一部の特殊なビンテージカー用タイヤは、海外の少数のメーカーが注文を受けてロット生産を行い、少量を輸入しているという。

 出展したディーラーは、「タイヤはヘリテージカーのカスタムパーツとして、ホイールと併せて非常に需要が高い部分」と話す。
「タイヤは車の顔の一部。あえてヘリテージカーに乗る人は、性能や価格より、見た目やパターンの格好良さ、ブランドにこだわる人が多い」

 ほとんどのホワイトウォール、ホワイトリボンのタイヤは国内生産がないため、海外からの輸入が中心だ。主な購入先は、インターネットやヘリテージカーの販売ディーラー。

 ブランドはBFグッドリッチやファイアストンなどの復刻版が多いという。輸入にかかる税金や送料などもあり、価格は概ね1本あたり6万円から9万円前後。足元のメンテナンスを兼ねた交換の工賃を含めると、「一度のタイヤ交換で50万円以上になることもしばしばある」と話す。

firestone
ファイアストン製のビンテージ用タイヤも

 もちろん、20世紀後半のヘリテージカーには、現在発売されているタイヤが装着できる車両がほとんどだ。性能と見た目の両方を両立させたいユーザーは、通常のプレミアムタイアにホワイトウォールパーツを追加することで、カスタムする人もいる。

 しかし、このホワイトウォールパーツは汚れが沈着やすいため、やはりホワイトウォールタイヤにこだわる人のほうが多いようだ。

 自動車メーカーが独自でタイヤを発売する例もある。ポルシェは今年4月に1959年から2005年にかけて発売された32車種を対象に、車両に合わせて専用にチューンアップしたリメイクタイヤを発売した。一部はピレリの協力を得たものもあり、パターンこそオールドタイヤだが、コンパウンドや構造を大幅に改良し、現在のタイヤと遜色ない性能を発揮する。

 「オートモビルカウンシル」は、来年8月4日~6日に2回目の開催が決定しており、国内でもじわりと広がるヘリテージカー人気はますます高まる気配だ。


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