【東京モーターショー2019】主役はEV 自動車メーカー各社からコンセプトカー続々

 「東京モーターショー」で自動車メーカー各社は自動運転など最新のテクノロジーを駆使したEV(電気自動車)を多数発表した。各社の主要モデルと装着タイヤに焦点をあてた。

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 トヨタ自動車の「超小型EVビジネス向けコンセプトモデル」は、「静粛性やパンクレス、メンテナンスフリーが合っている」(担当者)ことからブリヂストンのエアレスタイヤを装着。

 レクサスはEVのコンセプトカー「LF-30エレクトリファイド」を世界初公開した。自動運転など新技術を積極的に採用。タイヤから発生したエネルギーが、キャビンに向かい、ドライバーへ流れていくようなイメージを持たせた。タイヤには空気力学の技術力を駆使して開発したグッドイヤーのコンセプトモデルを装着。

 日産自動車は最新の「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を体現する電気自動車「ニッサン・アリア・コンセプト」を初披露。ブリヂストンのコンセプトタイヤを装着した。さらに、「ニッサンIMk」はパワフルなEVパワートレインなどをコンパクトで俊敏なボディに搭載。車両には、ブリヂストンと共同で開発したというそれぞれ異なるトレッドパターンのコンセプトタイヤを装着。

 ホンダは世界初公開の新型「FIT」(フィット)と日本初公開の都市型電気自動車「Honda e」を公開した。新型「FIT」はグローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを目指して開発。装着タイヤは横浜ゴムの「BluEarth-A」でサイズは185/55R16 83V。「Honda e」はミシュランの「PILOT SPORT 4」を採用。展示車のタイヤサイズは225/45ZR17だった。

 マツダは同社初の量産型EV「MX-30」を発表した。来年から欧州で発売を予定している。観音開きのドアが特徴で、将来に向けた価値観の変化や新しいライフスタイルに寄り添うことを目指したデザインを仕上げたという。タイヤサイズは215/55R18で展示モデルにはトーヨータイヤの「PROXES R56」を装着。

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 スバルは“大自然の中を想いのままに走り廻りたい”という気持ちを駆り立てるデザインコンセプトカー「VIZIV ADRENALINE CONCEPT」を出品。ブリヂストンの「DUELER」を採用した。また、世界初公開の新型「レヴォーグ・プロトタイプ」には横浜ゴム「BluEarth-GT」が採用された。

 三菱自動車は2台のコンセプトカーを世界初披露。そのうち、スモールサイズの電動SUVコンセプトカー「MI-TECH CONCEPT」は新しいPHEVシステムや4モーター方式の電動4WDシステムなどを採用した。足元はファルケンのスポーティーかつスマートなデザインのコンセプトタイヤで、採用サイズは245/50R20。また、本年度内の発売を計画しているという軽コンセプトカー「SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT」はダンロップの耐摩耗性能に優れた低燃費タイヤ「エナセーブEC204」でサイズは165/50R16を採用している。

 スズキはシェアリングパーソナルコンパクトPHEV「WAKUスポ」(ワクスポ)とモバイルルーム自動運転車「HANARE」(ハナレ)をワールドプレミア。ともにブリヂストンのコンセプトタイヤを採用。

 ダイハツは軽SUVモデルの「WakuWaku」(ワクワク)には、凹凸のあるパターンデザインを採用し、タフさ、力強さを表現したダンロップのコンセプトタイヤが装着された。また次世代軽トラック「TsumuTsumu」(ツムツム)は、ブリヂストンのコンセプトタイヤを採用した。

 環境省が展示した次世代モビリティ「AGV」にはトーヨータイヤのエアレスタイヤ「ノアイア」を装着。この車両は次世代パワー半導体材料として期待されているGaN(窒化ガリウム)技術をEVの機器に応用。2014年にノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学の天野浩教授主導のもと、研究機関と企業のオープンイノベーションで開発を行っている。


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