コンチネンタル 安全技術の開発を加速

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カテゴリー: レポート, 現地

メディア試乗会で直接式TPMSを訴求

コンチネンタルのTPMS
コンチネンタルのTPMS

 コンテネンタル・オートモーティブ(神奈川県横浜市)は10月12日、千葉県旭市にある同社テストセンターでメディア向け技術説明会および試乗会を開催した。

 同社は、2006年から年に一度、定期的にこのような技術イベントを開催している。6回目となった今回は、シャシー&セーフティ部門、パワートレイン部門、インテリア部門の3部門から「TPMS」や「緊急ブレーキシステム」など、主に安全や環境に関する技術を紹介した。

 同社が展開しているTPMSは、タイヤのインナー部分に直接センサーを取り付ける「直接式」。今回の試乗会では、実際にテスト車両の空気圧を低下させ、その情報をドライバーの携帯端末に無線(Wi-Fi)で送信する仕組みをデモンストレーションした。

 携帯端末に用いたのはアップル社のiPod。iPodの画面には4輪それぞれの空気圧レベルが常時表示されており、空気圧が低下した場合、そのタイヤが適正値に対してどの程度にあるのかを警告する。また空気を充填する際にもその数値をリアルタイムでチェックすることが可能だ。警告時には音で知らせることができるため視覚、聴覚の両面でドライバーをサポートする。

緊急ブレーキシステム
緊急ブレーキシステムのデモンストレーション

 同社はこのシステムについて「特別なリムデザインは不要なため、あらゆるタイプのタイヤに取り付けることが可能となり、コストも低減できる。検知時間もスピーディなので、ドライバーがタイヤのトラブルを発見しやすくなる。将来、シャシーネットワークへ統合すれば利便性の向上が期待できる」と、そのメリットを説明する。

 今後、空気圧以外にタイヤサイズやスピードレンジ、走行距離、フットプリントなどさまざまなデータを追加することを検討している。また、ESC(横滑り防止装置)などと連携して制動距離をコントロールする技術開発も進められている。

 試乗会では、ほかに前方車両との衝突を予知し、自動的にブレーキをかけることで事故を回避する「緊急ブレーキシステム」や同社が「Simply your Drive(あなたの運転をシンプルに)」と呼ぶ燃費改善システム、経済的なメリットが期待できる「ディーゼルエンジンシステム」などを公開した。いずれも高い性能を備えつつ操作が容易であるため、使用時にほとんどストレスを感じないシステムに仕上がっているのが特徴だ。

 現時点では、開発段階の技術もあり、またコスト面で課題も残るが、ドライバーの安全性や利便性を追求するため、将来的にこれらの複数の技術をパッケージ化して車両へ搭載することも検討している。


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