タイヤワールド館ベスト、エリア最大級の物流センター竣工

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カテゴリー: レポート, 現地

 タイヤワールド館ベスト(安井仁志社長)は9月11日、仙台市宮城野区の本社に新設した「本社物流センター」の竣工式を現地で行った。新たな物流拠点は2階建てで約15万本のタイヤ・ホイールが保管できる東北エリアで最大級の倉庫となっている。今後、県内に分散している倉庫を1カ所に集約するとともに、来年夏をメドに最新の倉庫管理システムを導入することで、物流システムを効率化させて多様化する顧客ニーズに応えていく。

来年に倉庫管理システムを導入、一層の効率化へ

本社物流倉庫

 本社新物流センターは本社の社屋と同じ敷地内に整備され、敷地面積は1万470平方メートル、建屋面積は9804平方メートル。2階建てで、店舗やインターネットで販売するタイヤ・ホイールと、オフシーズンに顧客から預かったタイヤを合計15万本分収容できる。今後、他の倉庫で活用している半自動のタイヤ・アルミホイール組み付けラインなどを移設して作業の効率化に取り組む。

 現地で行われた竣工式にはグループ会社の幹部やタイヤメーカーの役員らが多数参加。タイヤワールド館ベストの安井社長は、「我々は物販倉庫を1つと預かり倉庫を5つ、合計6カ所の物流センターがあるが、分散した倉庫をいかに効率的に運営し、物流費を抑制できるかが経営課題のひとつだった。この物流センターが完成したことで課題を着実に克服できるのではないか」と述べた。

竣工式の様子

 その上で、「物流センターの2階は今まではタイヤを積んだパレットが置いてあったが、今回はラックに商品を入れて保管している。これは現場の従業員の意見を取り入れたもの」と紹介し、「この物流センターを起点に、今までのトップダウンだけではなく、ボトムアップ型の業務改正を進めていきたい」と展望を話した。

 また、施主を代表して挨拶を行ったプロトコーポレーションの横山博一会長は、「流通業は消費者マインドをどれだけ正確に分析できるか、仕入先との信頼関係をどう築けるか、物流の仕組みをどう作るかなどが重要だ。そして、プロモーション活動に力を入れ、社員にプロ意識と活力のある組織にすることにより、東北で一番のタイヤ販売会社になることができる」と期待を込めた。


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