歴史刻む国内工場 住友ゴムと横浜ゴムが操業記念イベント開催

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カテゴリー: レポート, 現地

住友ゴム工業 白河工場40周年「地域に愛される工場めざす」

白河工場40周年記念祭
挨拶を行う池田社長

 住友ゴム工業は5月3日、福島県の白河工場で「GENKIまつり2014」と題した操業40周年記念祭を開催し、池田育嗣社長をはじめ、生産開発の担当役員、歴代工場長、自治体関係者らが参加した。

 式典であいさつに立った白河工場の齋藤健司工場長は、「当工場は1974年8月1日に住友ゴムグループの国内3番目のタイヤ工場として操業を開始した。当初は現在3棟あるうち1棟のみでの生産活動であったが、段階的に生産能力を向上させ、国内最大級の規模を誇るタイヤ工場に成長した。白河工場は今後も50年、60年と歴史を刻み続け、さらにグループのフラッグシップ工場として誇りと使命感を持ち、地域から愛される工場として運営をしていきたい。今日は“おかげさまで40年 笑顔でつなごう さらなる未来へ…”をキャッチフレーズに掲げ、40年の感謝の気持ちと震災復興への願いを込めた」と話した。

大勢の来場者でにぎわう会場
大勢の来場者でにぎわう会場

 また池田社長は、「当社は海外展開を急ピッチで進めており、海外の工場ではこの白河工場から大勢のメンバーがリーダーとして活躍をしている。工場の皆さんが一つひとつのことを確実にこなしていくことで、名実ともに世界一の白河工場となることを期待している。また東日本大震災では近隣の皆様も辛い思いをされたと思うが、白河工場は持ち前の粘り強さと精神力で1カ月半での復活を成し遂げた。強い力をもつ白河工場をさらに盛り上げて頂きたい」と、今後の発展に期待を込めた。

 当日は地域住民に工場のグラウンドと体育会を無料で開放。ステージイベントや模擬店など様々な催しが行われ、家族連れなど約3300名が来場し、終日にぎわった。

 白河工場は、1974年にスノータイヤの生産拠点として操業を開始。当初から「自然との調和」「公害を出さない」といった環境負荷低減に向けた活動を進めるとともに、従業員が一丸となって地域と密着した工場運営に取り組んできた。最近では、社会活動の一環として近隣の幼稚園と共同でどんぐりの種をまき、卒園児に贈呈するといった活動を進めている。

 さらに、今後は従来の枠にとらわれず、生物多様性を保全する活動や資源の有効活用などを推進し、緑化先進企業としてのイメージを確立していく方針だ。

 式典後の会見で齋藤工場長は、「雇用面では地元の方々の採用を進めている。また市内で行われる様々なイベントへ参加し、地域に貢献する活動を行っていきたい」と話した。

横浜ゴム 新城工場50周年「世界のマザー工場として発展を」

新城工場の城川隆工場長、新城市の穂積亮次市長、南雲忠信会長、横浜ゴム労働組合新城支部の梅津支部長
(右から)新城工場の城川隆工場長、新城市の穂積亮次市長、南雲忠信会長、横浜ゴム労働組合新城支部の梅津支部長

 横浜ゴムは5月3日、今年操業50周年を迎える新城工場内で、「環境と地域共生」をテーマにした記念イベントを開催した。このイベントは、同工場の従業員とその家族、地域住民らと親睦を深めながら、環境意識を共有することを目的に行われたもの。

 開会式には、新城市の穂積亮次市長、横浜ゴムの南雲忠信会長兼CEOをはじめ、従業員とその家族や地域の住民など総勢約2500人が参加した。

 挨拶に立った南雲会長は、「当社は横浜国立大学の宮脇先生にご協力を頂いて、『YOKOHAMA 千年の杜』プロジェクトに取り組んでいる。この活動は創業100周年に当たる2017年までに、日本だけでなく世界の各工場に約50万本の木を植えようということでスタートし、現在までに約30万本を植樹した。その後、東日本大震災が起きたが、そこでも『千年の杜』で防潮堤をつくる活動を2012年から始めた。来年には300mの防潮堤をつくりたい。この新城工場は現在、当社にとってなくてはならない工場である。これからさらに発展し、世界のマザー工場として、頑張っていきたい。50年を感謝するとともに、これからの50年もよろしくお願いしたい」と話した。その後、鏡開きなどのセレモニーを行った。

植樹を行う親子連れの参加者
植樹を行う親子連れの参加者

 晴天に恵まれたこの日、10時にスタートした植樹会では従業員のほか、地域住民が苗木の運搬やくわ入れで汗を流した。イベント会場内で来場者の関心を集めたのは、ヒルクライムレースに参戦したオリジナルEVレーシングカーによるデモランで場内にはモーター音が鳴り響いた。このほかホールでは各種ステージイベントが行われたほか、子ども向けのゲームコーナーなどが設けられ大勢の家族連れでにぎわった。

 同工場の城川隆工場長は本紙の取材に対し、「このようなイベントを通じて、皆さんに環境意識を持ってもらうのが一番いいと思う。当工場はこれまでに6回植樹会を実施し、植樹本数や地域への苗木提供などは累計13万9000本に達している。植樹会には従業員や地域の住民の方々約1000人が集まり、みんなでひとつのことに向っている。今後もこういう機会を増やしたい」と活動の意義を話した。

 同社ではCSR経営ビジョンとして、「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」ことを掲げており、新城工場では地域に貢献する活動を展開している。


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