「国際オートアフターマーケットEXPO」タイヤ関連の出展も多く

シェア:
カテゴリー: レポート, 現地

 3月13~15日の3日間アフター用品やサービスに関する展示会「国際オートアフターマーケットEXPO」が都内で開かれタイヤに関連する企業も多く出展した。

 イヤサカは、ブースに米ハンター・エンジニアリング社のホイールアライメントシステムを展示した。

 同システムのカメラセンサーは、作業場によって「支柱に設置する」「天井から吊り下げる」などのレイアウトが可能となっている。また、ターゲットはワンタッチで取り付けでき、測定時間の短縮も図った。これにより、簡易診断結果をドライバーに素早く提案することが可能となる。

 担当者は「近年、車両に車線逸脱警報などの安全装置の搭載が増え、アライメント調整が必要なケースがある。そのためアライメントシステムの需要は増えていくのではないか」と述べていた。

 自動車部品や整備機器を販売するハチハチハウスは、SKTOKI(エスケートーキ)ブランドのタイヤチェンジャー「887HCV」を出品した。同製品はレバーレス仕様で「整備作業に慣れていない方でも取り扱いやすいのではないか。また他社製品に比べて価格も抑えられている」(担当者)という。

 なお、SKTOKIは中国で製造しており、タイヤチェンジャーのほかにホイールバランサーを展開。同社では、部品供給などのアフターサービスも行っている。

 コンチネンタルの産業タイヤの総代理店であるケービーエル(KBL)がブースを出展した。同社は、今春からコンチネンタルブランドのラジアルタイヤを33サイズ、ジェネラルブランドのバイアスタイヤを17サイズ発売開始する。

 ラジアルタイヤは、北海道の大規模農家などに向けて提供していく予定。担当者は「他社製品に比べて価格面でメリットがある。当社は全国に多数の販売拠点を持っており、欠品がないように展開する」と話していた。

 中村オートパーツは、台湾メーカーの「LUCCINI」(ルッチーニ)から、今年発売を開始した商用車用タイヤの「JOBPRO jp100」を出品。同商品はサイドウォールにホワイトレターを採用したほか、優れた排水性能や不整地でのトラクションを発揮するラダーグルーブデザインを搭載した。

 ルッチーニについて、担当者は「国内で約7年前から流通しており、販売本数は年々増えている。コスト面や静粛性、耐摩耗性などで評価が高く、継続的に使用頂く方も多い」と話していた。

 自動車用品を取り扱うエンラージ商事はブースにTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を展示した。同社の製品はOBDコネクタなどと接続してABSのタイヤ回転数のデータを取得し、空気圧の異常を検知するシステムを採用。一般に空気圧が減少するとタイヤの回転数が増加する点に着目し、センサーの取り付けを不要とした。

 担当者は「手軽に装着できることが利点だ」と話していた。

 マルニ工業は応急パンク修理液を展示した。近年はスペアタイヤを積まない車両も多いが、純正品のパンク修理液は有効期限が4年ほどで、パンク穴を塞ぐまでしばらく走行する必要があるなど課題があった。

 一方、同社の修理液は6年間有効で、即効性が特徴。水溶性ポリマータイプとなっており、ゴムの粒子がパンク穴を閉塞することでエア漏れを瞬時に止めることが可能。また水溶性のため容易に拭き取ることができる。


[PR]

[PR]

【関連記事】