日本ミシュランタイヤ「MICHELIN ANAKEE WILD」オンとオフの両立を

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カテゴリー: レポート, 試乗
ANAKEE WILD
ANAKEE WILD

 日本ミシュランタイヤは、二輪車用タイヤの新商品として、デュアルパーパス専用タイヤ「MICHELIN ANAKEE WILD(アナキー ワイルド)」を3月から順次発売した。同社はこのほど、栃木市のGKNドライブラインジャパン㈱プルービンググラウンドで、メディア関係者を対象に新商品の体感試乗会を開催した。

 「ANAKEE WILD」は、1000cc超のプレミアムデュアルスポーツやアドベンチャーバイクを対象に開発。オンロード性能50%、オフロード性能50%と、オン・オフ性能を両立させたのが最大の特徴。

 二輪事業部の山田寿一マーケティングマネージャーは、商品の位置付けを次のように説明する。

 「プレミアムデュアルスポーツへの商品は、ツーリングユーザー向けにオン100%の『Pilot Road4 Trail』、トレイルユーザー向けにオン90%・オフ10%の『AnakeeⅢ』を上市している。新商品はアドベンチャーライダー向けに卓越したオフ性能と妥協のないオン性能を両立させた。耐久性を犠牲にせずに、様々なコンディション下で高いウェット性能と安全性能を発揮する」

ビギナーや女性にも

山中陽氏
山中陽氏

 日本のタイヤメーカーでタイヤ設計を担当。二輪ロードレースに参戦し、その後、長年にわたりミシュランのタイヤ開発に携わってきているトップライダーのひとりで、REIRA SPORTS代表の山中陽氏に新商品のインプレッションを聞いた。

 「オフ性能には土を噛む力であるせん断性、土に突き刺さる力である土衝性、土を排出する力である排泥性などがある。

 大型のプレミアムデュアルスポーツの場合、車重があるのでトラクションがかかりやすい。ブロックを小さくすると、オフロードでの土衝性は上がるが、マシンのトルクに負けて泥ねい路面を進まずに掘ってしまう。

 『ANAKEE WILD』はブロックの面積を広くし、しかもブロック側面に傾斜角を入れた。トレッドブロックを最適化することで、オフ性能が向上している。ハイパワー車に負けないラジアル構造を採用しているので柔軟性があり、トラクションがかかったときに高いオフ性能を発揮する。

 一方、ラジアルに角度をつけ、ショルダーをラウンド形状にするなど、キャンバースラスト性を高めた。その名の通りワイルドで迫力のあるビジュアルなので、オン性能がどうなのか不安になるところ。実際に高速で走ってみたがそれはまったく気にならない。

 トレッドコンパウンドは温度依存性が少なく低温域から高温域まで広くカバーし優れた耐熱性を持ち、ウェット性能を向上させている。スタビリティと安全性を備えながら、ビギナーや女性ライダーでもオン・オフを楽しむことができる」


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