エイワ TB用タイヤチェンジャー「WING GRS926」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

設置やメンテナンスが容易な“電磁ロックシステム”を採用

WING GRS926
WING GRS926

 日々、性能が進化するクルマ。その性能を維持するためには正確なタイヤ整備が欠かせない。それに対応すべく、各整備機器サプライヤーは魅力的な機能を搭載した新型モデルを続々と発売している。だがTB用のように本体のサイズが大型になると、設置スペースの問題から導入を躊躇するケースも少なくないのではないだろうか。

 エイワでは、こうした課題に対応するため、省スペースを追求したTB用タイヤチェンジャー「WING GRS926」をこの6月から本格発売した。本社に併設するトレーニングセンターで実演を交えつつ、商品部の平井伸一部長に新製品の特徴を解説してもらった。

 新製品の最大の特徴は、そのコンパクトなボディだ。同社の主力機器「WING888」も同クラスの製品と比較してコンパクトな設計になっているが、新製品「WING GRS926」はさらに一回りも二回りも小さくなった。

 適応ホイールサイズに違いはあるものの、重量は「WING888」の670kgに対し、「WING GRS926」は396kgと約40%も軽量化している。同様に横幅も約15%小さく設計した。

 平井部長は「TB用としてここまでコンパクトなチェンジャーは業界で初めて」と話す。すでに引き合いが多く来ており、「その小ささに驚かれ、非常に興味を持って頂けます」と、確かな手応えを感じている。ユーザーニーズにマッチした新製品は、好感を持って受け入れられている。

 「WING GRS926」は軽量・コンパクト化を実現するために、上位機種と比べてシンプルな構造を採用した。タイヤをホールドした後、そのまま垂直にリフトアップする動作は従来なかった発想だ。またコントロールユニットのレバーは、直感的な操作が可能。

ビードホールドレバー
ビードホールドレバー

 機能を絞り込んだことで故障リスクが大きく減少し、メンテナンス性の向上も期待できる。その一方、上級機種同等のモーター出力を持ち、安定した作業が行える。

 もう一つ、同機には「ビードホールドレバー」というユニークな専用タイヤレバーが標準で付属する。レバーの先端部に特殊加工を施し、リムに引っ掛けやすく、滑りにくい形状に仕上げた。テコの原理で、軽く力を加えるだけで確実に引っ掛かる仕組みだ。

 作業を間近で見ていても、とくに大きな力を加える必要がなく、楽々と作業が進んでいく印象だ。加えて、オペレーター役の平井部長は、ほとんど立ち位置や姿勢を変えることなく一通りの作業を完了した。何度もしゃがみこんだり、頻繁に場所を移動したりする必要がないため、作業者の省力化だけでなく、安全性の向上にも繋がる。

 従来機種と同等の性能を備えつつ、圧倒的な省スペースを実現した「WING GRS926」。タイヤショップの2台目として、あるいはサービスカーに常時搭載するなど活用の場が広がっていきそうだ。

 出張サービスの際には、チェンジャーのスペースが少なくて済むため、「より多くのタイヤを搭載できる」「大きなサービスカーを用意しなくても対応できる」など、多くのメリットが生まれてくる。ほかにも兼業店や、稀にTB用タイヤも取り扱うショップにも適した製品といえるだろう。

 平井部長は「我々の意図した通り、様々な業態の方々から関心を持って頂いています。これまで『新たに設置するための場所がない』と諦めていたお客さまに、是非一度実物をご覧になって頂き、そのコンパクトさを実感して頂きたい。当社の各支店にはデモ機をご用意していますので、いつでも現物を持ってお伺いします」と話す。同社では“TB作業をPC感覚で”をキャッチフレーズに、販売促進に注力していく方針だ。

 なお同機はサービススタンドでの使用も想定しており、オプションで防爆対応の専用台を用意した。この台をセットすることで消防法をクリアでき、問題なく設置可能になる。

「セーフティーネット・バッグSNB-1D

出張時にオペレーターの安全を守る
出張時にオペレーターの安全を守る

 同社は、出張サービスで空気充填を行う際、鉄製の安全囲いが使用できないケースを想定し、携帯型の「セーフティーネット・バッグSNB-1D」を提案する。寸法はW1150mm×H950mm×D250mmとなっており、中型から大型タイヤまで幅広くカバーする。

 単体でも使用可能だが、車両へ取り付けて固定することもできる。装着に要する時間は車両への固定を含め約2分と、スピーディに脱着でき、車体への固定もワンタッチで行える。

 平井部長は「何度もテストを繰り返して開発しましたので、耐久性にも自信があります」と、性能の高さを訴求する。  ほかにも①空気充填中も目視確認が容易、②カーカスコードの切断音が反響し聞こえやすい、③連続充填作業も簡単に行える、④背面保護シートによる車両へのダメージ緩和など安全面への配慮がなされているのが特徴だ。まさに出張サービスの必需品といえるだろう。

 空気充填時の事故は毎年のように発生しているが、安全囲いの設置、使用など基本的措置を遵守していれば未然に防ぐことができたケースも少なくない。こうした製品を活用することは、作業者自身の安全を守るだけでなく、顧客からの信頼を得ることにも繋がるだろう。


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