エイワ ホイールバランサー「CIRCUIT ER100」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

最先端の測定機能、診断機能を搭載したフラッグシップモデル

 エイワは、ホイールバランサーの最新モデル「CIRCUIT ER100」を10月から発売した。同機はエイワのホイールバランサーで最高峰に位置するプレミアムモデル。バランス測定に加え、タイヤトレッドの残溝測定も含めた高度な総合診断機能など最先端の装備と機能を搭載し、きわめて高精度な管理を可能とする。商品部部長の平井伸一氏に実演を交えて、その多彩な機能を解説してもらった。

CIRCUIT ER100
CIRCUIT ER100

 「CIRCUIT ER100」の開発コンセプトは、「バランス測定に徹底してこだわるプロのためのプロモデル」。そのため最新機能を搭載したプレミアムモデルとして、ホイールバランサーの枠を超えた〝ザ・バランスロボ〟の称号が添えられている。

 同機の主な特徴は、①バランス・ロボとしての先進の診断機能、②フルストローク式エアーロック採用、③バランサーと完全連動のリフト「ZEROウェイトリフト」の採用、④LED&レーザー照射での作業精度のアップ、⑤ワンタッチボタンにより任意の修正位置に変えることの出来る位相ロック電磁ブレーキ、⑥タイヤとホイールリムの寸法測定と重量のベストマッチング機能、⑦タイヤトレッド(残溝)測定、⑧カラープリンター標準装備など。

 これら多彩な機能に加え、大型のタッチモニターを備え、計測に関する作業の自動化を進めることで、高精度な計測と作業効率の向上を可能とする。

 平井部長は「今後のプロショップ向けホイールバランサーの指標となるモデル」と自信をのぞかせる。そして「エントリーモデルと比べ、抜群の存在感。それを付加価値として、プロモーションに使っていただきたい。目に見える形で直接ドライバーの信頼に訴求できる」と存在感の大きさを前面に打ち出す考えだ。

 ホイールの取り付けは、標準装備の「ZEROウェイトリフト」に乗せて行う。ゼロウェイトの名前通りの使いやすさとバランサーと自動連動しての上昇下降、位置記憶機能などER100の作業性アップとバランサーへの取付誤差低減に大きく貢献している。

 主軸への固定は定評のあるエアーロック方式を採用した。ロック時にエアーの圧力で正確にセンタリングを行える。ロック/解除はペダル操作で行う仕組み。また装着作業時間が短縮される。

 さらにロックするとリフトは連動して自動降下するため、主軸への取り付け精度が極めて高い。「計測器として取り付け精度は非常に重要。ホイールは重いため、手動ロックタイプでは片手で抱えてセットし、締めている間に位置がずれる可能性もある。エアーロック方式により、取り付け誤差が限りなく軽減される」

 ホイール取り付け後、測定モードを選択し、ホイールガードを下ろすという2アクションで、バランス取りに必要なリム幅・リム径・距離がレーザー読み取りで算出され自動でスタート。レーザー方式による非接触測定で、完全自動入力を実現している。

 測定後はウェイト取付位置までホイールが自動で回転し、ロックする。これにより正確な位置を保ちながら作業できる。またこれまでバランス修正位置はホイールの真上だったが、最新モデルはアルミ内面修正モードで、作業者が目線を大きく動かすことなく確認できる下側の位置(5時の位置)に改良。非接触測定のためデータ入力ゲージが無く、本体のボディデザインもホイール内に手を入れやすいすっきりしたものになっている。

 バランスウエイトを貼る位置はレーザーのスポット照射で指示、その周囲をLEDが照らすため、正確な位置に貼り付けできる。

 測定モードは、業界初のセンター・アウト・インと3セクションごとの〈タイヤトレッド(残溝)測定〉機能を搭載。その結果をもとに最も直安性と対振動に優れた車両装着位置を指示する〈タイヤ装着診断〉が行える。さらにホイールとタイヤの組み合わせ時の偏心を最小にとどめる組み合わせ位置を出す〈ダイレクトマッチング診断〉やアウト、インの両面から歪みの有無を計測する〈ホイールリムゆがみ測定〉が可能。そしてそれらの使用状況、測定回数をデータとして蓄積し、ベストのタイヤパフォーマンスが発揮できる管理機能も備える。

 平井部長は「本機はバランス取りだけに終わらず、診断機能を搭載した。足周りに対する意識の高いユーザーに対し、大きなアピールになる。例えば残溝測定で偏摩耗が判明した場合、その結果からアライメント調整の必要性があるといった具体的な提案につなげられる。データをプリントすることもできるので、ユーザーに分かりやすく訴求できる」と〝ザ・バランスロボ〟のコンセプトを強調する。

 さらに「新しい機能を業界に紹介することも機材メーカーの使命。我々が付加価値を提案してこそ、ショップさんにとって刺激になり、活気づく。このバランサーはその刺激にあふれている」と締めくくった。


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