小野谷機工 乗用車用タイヤチェンジャー「ALMAX PROSTAGE-24MRⅡ」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

レバーレスで安全かつ楽に作業を

ALMAX PROSTAGE 24MRⅡ
ALMAX PROSTAGE 24MRⅡ

 「ALMAX PROSTAGE-24MRⅡ」は、小野谷機工の乗用車用タイヤチェンジャー。その名の通り、超偏平タイヤ・ランフラットタイヤ対応チェンジャー「ALMAX PROSTAGE-22MR/24MR」の後継モデルだ。さらにパワーアップしての新登場となる。

 その特徴は、サポートアームのマウントプレス部の形状を変更したこと。現行モデルではそれは平面状のフォームだった。新製品はプレス時のタイヤが変形した状態をあらかじめ想定した立体的なフォームのものを採用した。同社製タイヤチェンジャーの最上級モデル「EXCEED GP」シリーズに搭載した技術だ。

 これは、作業時にタイヤへの負荷が集中しないため、装着・脱着作業においてタイヤを傷めることを未然に防止することができる工夫である。

ビードアップローラーの持ち手部分
ビードアップローラーの持ち手部分

 また、下側ビード外しのときに使用するビードアップローラーの持ち手部分に改良を加えた。従来は〈握り手〉部分を握って操作していたが、新製品ではそれを〈手すり〉状に変更している。見た目のイメージはトロンボーンのスライド管のよう。〈握り手〉では、それを握るために作業者はときに、身体をそこまで大きく寄せる必要があった。だが、〈手すり〉状であれば、手の届く範囲からたぐるようにすれば良い。作業性に配慮した新機構だ。

 商品開発部の吉川真仁氏に実演デモを行ってもらう。サイド剛性の高い超偏平タイヤやランフラットタイヤはレバーレス機能で行う。また、一般的なタイヤ向けに通常のレバー作業も可能。このデュアルモードは、新製品でもそのまま搭載した。さらに、レバーレス作業時にビードをリフトアップするビードレバー部と、ビードプレス装置がワンタッチでクイックチェンジできるMDツールも現行モデルから継続して採用している。

 レバーレス装置を搭載した「PROSTAGE-24MRⅡ」。ノーマルタイヤからランフラットタイヤまで、これ1台で安全かつ楽に、タイヤ交換を行うことが可能だ。

窒素ガス発生装置を発売

 ところで、同社では、「PROSTAGE-24MRⅡ」と時期をほぼ同じくして、窒素ガス発生装置「チッソバリュー NV40」を開発・上市した。空気に比べ、窒素はタイヤ内部からの透過は少ない。

チッソバリューNV40
チッソバリューNV40

 そのため、タイヤ内圧が空気よりも長期間、適正に保たれる。それにより、偏摩耗が抑制されタイヤ寿命が向上すること、また低燃費性能が維持されることは、業界関係者には良く知られている。タイヤ交換時、ユーザーにそのメリットを訴求し窒素の充てんをお奨めするのは絶好のタイミングだと言える。

 「チッソバリュー NV40」は、ユーザーへの訴求力を高めた、膜分離方式の窒素ガス発生装置だ。濃度表示モードを切り替えることで、充てん後のタイヤ内部の窒素濃度を測定し付属ゲージで表示することが可能。目に見えない窒素濃度を、ユーザーに数値で示すことができるようになった。

 従来の装置は、2種のエアフィルターとオイルミストフィルターによる3点フィルターだった。新製品はそれに加え、活性炭フィルターを装備した。仮にピット作業場に臭気があっても、この活性炭フィルターで除去するので、臭気による影響を抑制し窒素分離膜が保護されるという仕組みだ。

 一般的にタイヤ内部の窒素純度を95%以上にすれば、窒素ガス充てんの効果が得られるとされる。1度の充てんでは95%にわずかに満たないため、2度充てんが通常だ。

 「チッソバリュー NV40」は2度充てんであっても、空気と同程度の時間で規定空気圧充てんを行うことが可能。また、充てん圧力に応じた元圧制御を外部のレギュレーターで簡単に調整することができる。

 タイヤ交換時の作業性の向上を図った「PROSTAGE-24MRⅡ」。タイヤそのものの安全性と環境性向上の寄与を目指す「チッソバリュー NV40」。ユーザーに対するアピール力を強めたコンビネーションと言えるだろう。


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