東洋精器工業 4ホイールアライメントテスター「BLACK TECK X PLUS」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

 「BLACK TECH」シリーズは、CCDカメラによる3次元計測を採用した、4輪ターゲット方式によるホイールアライメントテスター。新製品は「LABO BLACK TECH XP」をマイナーチェンジしたハイエンドモデルだ。販売企画部主任で商品・技術アライメントチーフアドバイザーの小原隆佳氏に、実演デモを行ってもらった。

高性能化と省スペース化図る

BLACK TECK X PLUS
BLACK TECK X PLUS

 今回のマイナーチェンジにより従来機種から大きく変わった点は、省スペース化を図ったこと。小原氏によると、カメラユニット部を支えるポスト(柱)部や、カメラユニットのアーム部、それにパソコンやディスプレイモニター、プリンターを収納する本体部の形状に工夫を加えたという。それらにより、設置に必要な面積を従来機種よりもさらにコンパクト化を可能にした。

 CCDカメラ3次元計測による4輪ターゲット方式は計測精度に優れるが、ネックとなるのがカメラユニット部の大きさ。作業スペースに限りのあるタイヤ店では、それが導入に踏み切れない要因となることも考えられる。

 だが、今回のマイナーチェンジで、ピット作業場における省スペース化を実現した。新しい形状により、ピット作業場における取り回しに余裕が生まれた。

計8個のCCDカメラが高い精度で測定
計8個のCCDカメラが高い精度で測定

 同社ではこれまでにも、カメラユニット部をポスト部から外し、作業場の中2階や天井などから吊り下げる方式について、提案してきていた。吊り下げ型にすることで、さらなる省スペース化を実現し、ピットの有効活用が可能となるからだ。

 「当社の提案に対しご理解をいただき、実際に吊り下げ型を導入するケースはかなり多い。当初の想定を大きく上回る実績で推移している」と、小原氏は説明する。顧客目線でのソリューションが現場で受け入れられている、その証だと言えるだろう。

 さらに、今回のマイナーチェンジでは、CCDカメラ部に改良を加えた。外観上は従来機種と変わらないが、その性能を高め、測定精度のさらなる向上を実現したという。左右と上下に振り分けられた8個のカメラで3次元計測を行う方法はそのままに、カメラの感度やデータを処理する速度などを大きく向上させた。

 また、カメラで撮影した画像について、従来機種は本体部のPC側で処理し演算していた。このため、PC自体に相応の機能と演算能力、大きな容量が必要だった。

作業手順はモニター画面で示される
作業手順はモニター画面で示される

 しかし、新製品はそのような画像処理・演算をカメラ部で行えるようになった。PCはカメラとモニターを中継する程度でよく、従って小さい容量のものでも充分に対応可能となった。これもコンパクト化に寄与する点である。もちろん、画像処理能力が向上したことで作業性を高めている。

 ターゲットの取り付けや、ランナウト測定をはじめとする計測の方法、対象ホイール外径などの仕様は、これまでの「ブラック・テック」シリーズと大きな変更はない。表面に防弾ガラスを採用したターゲット、リムの形状に合わせて使い分けが可能な「マルチクランプ」なども継承している。

 一層の高性能化を果たしつつ、さらなる省スペース化を実現した「BLACK TECH X PLUS」。ケーブルレスでスムーズなアライメント作業を可能にする。


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