エイワ PCタイヤチェンジャー「WING CZX26」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

 エイワがこのほど上市した乗用車用タイヤチェンジャー「New WING」シリーズ。〝人目を惹く、強いインパクトのルックス〟を実現した、プレミアムモデルの新シリーズである。昨年11月発売のシリーズ第1弾「WING CZX24」に続くシリーズ第2弾となるのが「WING CZX26」。この4月から本格販売を開始した。

高級感と先進性を訴求

WING CZX26
WING CZX26

 パーチェスプロモーション活動(科学的根拠に基づき店づくりを行い顧客の購買を促進させる仕掛けを意味するマーケティング用語)で最重視されるのが視覚。新シリーズを立ち上げるにあたってはその視覚への訴求ということを盛り込み開発を行った。「〝機能美を追求し、多機能を有する先進のプロモデル〟がWING CZX26の開発コンセプトです」――商品部の平井伸一部長はこのように紹介する。

 外観デザインでひときわ印象に残るのが独特なカラーリング。第1弾「CZX24」と同様、新製品も深い質感を醸すグレーを基調とし、アクセントにブラックを配した。「ザウバー・メルセデスを見るようではありませんか」という、平井部長の〝たとえ〟はとても秀逸。確かに、1990年代の耐久レースシーンを席巻した「シルバーアロー」を彷彿とさせる。

 伊・GIULIANO社との共同開発による「WING CZX26」。適応リム径は10~26インチ。それでいて新設計ボディの採用により、24インチ対応機種に匹敵するほどのコンパクト化を実現したのが大きな特徴だ。

 「新機能搭載のターンテーブルが、コンパクトボディでありながら操作性と作業性の向上を実現することができました」と平井部長は説明する。

 では一体、それはどういうものなのか。具体的に挙げると、チャッキングの際のアジャスト用ダイヤルが装備されており片側操作で最大2インチ、両側操作で4インチまで無段階調整することができるほか、オートシンクロ機能によって両側同量の調整は不要で片側だけの調整も可能としたという。

 「さらにターンテーブル自体の高さを従来よりも低い位置に設定しました。当社従来品比で約50mm、低くしています。いわゆる低重心の設計にすることで、作業者のポジションによりフィットするようになったと言えます。そうすることで作業性を高めることができました」と平井部長。「ターンテーブルは2スピード回転を採用。ペダル操作によって回転速度を変えることができます」、このように続ける。操作する人の立場に立った設計思想といえる。

POシステムで作業を効率化
POシステムで作業を効率化

 「New WING」シリーズで本格的に搭載を始めた「パワーアウト(PO)システム」。「WING CZX26」にももちろん標準採用した。これはビードブレイク時にビードブレーカーアームが複動式エアーシリンダーの働きによって所定の位置で自動的に開くという機能のことだ。

 新製品が大径リム・超偏平タイヤやランフラットタイヤへの対応を図っていることから、ブレーカーブレード(刃)の入力角度を27度と21度、2段階の切り替え式を採用した。一般的なタイヤの場合は入力角度27度にセッティングし使用する。タイヤドロップ角の浅い超偏平タイヤやハンプが設けられているランフラットタイヤには入力角度21度で使用。そうすることでホイールへのダメージが回避される。

 このようにタイヤのサイズや種類、ホイールの種類に合わせブレードの切れ込む角度を切り替えることで、より適正な作業を実現。タイヤビード部や、ホイールの傷み防止を図っている。

 また、この「POシステム」には、「サスペンション機能」を搭載した。平井部長は「サイド剛性がソフトで、ビードブレイクしにくいタイヤの交換作業を行うときに、このサスペンション機能が効果的。ブレードが的確にビードを捉えてくれますので、確実にビードブレイクすることができます」と話す。なお、この「サスペンション機能」は、レバー操作一つでオン・オフの切り替えが可能だとしている。

QX機能
ビード起こしも「QX機能」でワンタッチ

 機器本体はモノコック設計を採用。ボディ全体から各パーツの細部に至るまで、設計を徹底的に見直し、高剛性と最適バランスを追求した。

 オプション品も大径リム・超偏平タイヤやランフラットタイヤに最適なレバーレス機能「QXレバーレスシステム」や、オールインワンサポートの「HP」やフルサポートの「ヘルプ&プレスアーム」など、豊富に用意している。また、この新製品にも翼をモチーフに新たにデザインしたロゴマークを採用した。

 「プロショップの皆様がお求めになるすべての機能を、これでもかとばかりに満載したハイスペックのチェンジャーとして開発しました。一度扱っていただければ、高い剛性感と、スムーズな操作性を実感していただけるものと確信しています」とした上で、平井部長は次のように続ける。

 「タイヤチェンジャーはお店の技術力を可視化する重要な媒体。『WING CZX26』はルックスで差別化し、高級感と先進性をイメージさせることで、〝ひと味違うサービス力〟をアピールできるものと考えます」


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