タイヤガーデン東久留米 低燃費タイヤの拡販に注力

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カテゴリー: ディーラー, レポート

 横浜ゴムが低燃費タイヤの新ブランド「BluEarth」(ブルーアース)を立ち上げたのが、2年前の2010年6月。その第1弾商品として「ブルーアースAE-01」を発売し、その後ミニバン専用の「ブルーアースRV-01」やドライビングプレジャーを追求した「ブルーアースエース」などラインアップの拡充を図ってきた。その「ブルーアース」が市場でどのように受け入れられているのか、ユーザーの声に最も近いタイヤショップのひとつを訪れ、顧客からの評価や販売施策をきいた。

タイヤガーデン東久留米
タイヤガーデン東久留米

 有限会社タイヤガーデン東京(丸山文秋社長)は、都内でヨコハマタイヤジャパンの直営店を8店舗運営する。そのうちのひとつ、タイヤガーデン東久留米店(東京都東久留米市)を訪れた。

 同店のオープンは2004年2月。現在7名のスタッフが勤務している。福本佳津雄店長は、店舗の特徴として「顧客は40歳前後のファミリー層がほとんどで、その多くの方がミニバンに乗っている」と話す。

 この場所は元々、独立系のカスタムショップがあったが、建屋は残しつつタイヤガーデンとしてリニューアルオープンした。そのためか店舗の造りが独特だ。通常なら奥にある事務所部分が入り口側にあり、20台もの余裕がある駐車スペースが敷地の奥に設置されている。

 一方、店内に入ると、明るく開放的な空間が広がる。作業の待ち時間に子どもたちが飽きないようにキッズコーナーなども設けた。「この難しい建物をどう活用していくかが課題。駐車場完備と書かれた看板を目立たせるなど、どうすればもっと気軽に来店して頂けるかを考えている」(福本店長)。

 敷地内の至るところにブルーアースののぼりが掲げられ、新商品を大々的にPRしている。「ブランド名はまだ一般に知られていませんが、CMなどの効果で認知度は確実に高まっています。お客様から『犬が出ているCMですね』とか『オレンジオイルって何ですか』と言われることが多くなりました」と、ブルーアースという新ブランドが徐々にではあるが、確実に浸透してきていることを実感している。

 ブルーアースの前身である「DNA ECOS」は価格と性能が上手くバランスされており、ユーザーの満足度が高い。そのため、履き替えの際に再度「ECOS」を選択するユーザーも少なくない。

 「お客さまの価値観が変わってきているので、しっかり対応できるようにしています。それぞれの使用状況を見極めた上で、最適な商品をアドバイスするのが我々の仕事」とし、予算や要求性能に応じて、商品を売り分けている。

製品を体感し、自分の言葉で性能を伝える

 低燃費タイヤの場合、訴求ポイントは転がり抵抗性能になるが、人によって感じ方は異なるので、性能を的確に伝えるのは難しいかもしれない。その点について丸山社長は「タイヤは乗ってみなければ特徴が分からないので、社員にはできる限り試乗させる」という方針をとる。

福本店長と丸山社長(右)
福本店長と丸山社長(右)

 新商品が発売になると、必ず社用車に装着して従業員自らがハンドルを握り、その性能を体感する機会を設ける。「カタログの数値よりも自らが感じたことを、自らの言葉で説明したほうが説得力は増してきますし、自信を持って販売できます。良い点も悪い点も全てお伝えすることがお客さまからの信頼に繋がる」と、その重要性を強調する。

 今後の目標について福本店長は、「商品の安さではなく、安心・快適こそが重要。町中のお医者さんのように、気軽に相談して頂けるようなお店をイメージしています」と話し、親しみやすい店づくりを目指していく。

 有限会社タイヤガーデン東京の丸山文秋社長は「厳しさの中にも従業員が楽しく、安全に仕事ができ、家族にも誇れる会社にしたい」と話す。

 長年の経験の中で、「社員が明るく楽しく仕事をできれば、お客さまにも良いサービスを提供できる」と確信している。

 各店舗には自動車整備工場やカーディーラーでの勤務経験を持つスタッフが多くいるため、「タイヤだけではなく、クルマに関して色々な話ができるのが強み。今後は空気圧点検から車両自体のケアまで色々なことをできるようにしたい」。顧客ときちんと会話をして、広く信頼される店づくりを目指す。

 一方で地域に根ざした取り組みを強化しているという。毎年夏には店舗敷地内で夏祭りのイベントを開催しているが、「今年は従来と違ったやり方にアレンジできないか、皆で検討している。DMやチラシの構成も我々売り手側の思いを一方的に伝えるだけの内容から脱却するため、様々なアイデアを出し合っている」

 クルマ離れと言われて久しい国内市場だが、「ターゲットを明確にしていけば、まだまだ伸長していける。(飛行機のように)機首を上げ続けていないと落ちてしまう」と、目線は常に前を向いていく。


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