雨に強く、快適性も向上。最高グレードのウェットを 横浜ゴム「BluEarth RV-02」

シェア:
カテゴリー: レポート, 試乗

BluEarth RV-02

雨に強く、快適性も向上。最高グレードのウェット性能

 横浜ゴムは、ミニバン専用低燃費タイヤ「BluEarth RV-02」を2月から発売する。国内のラベリング制度において、転がり抵抗性能は“A”を維持しながら、ウェットグリップ性能は最高グレードの“a”を獲得した。同社は発売を機に茨城県久慈郡大子町のタイヤテストコース「D-PARC」で試乗会を行った。

雨に強く、快適性も向上。最高グレードのウェットグリップ性能 同社の環境ブランド「ブルーアース」シリーズのミニバン専用低燃費タイヤ第1弾商品となる「ブルーアースRV-01」(A/b)が発売されたのは2011年。それから4年が経過した。ウェットグリップ性能を一層高め、さらなる安心感をもたらす新商品として開発したのが「ブルーアース RV-02」だ。

 新商品は「低燃費で雨に強い」「ミニバンに起こりがちなふらつきと偏摩耗の抑制」「優れた静粛性」の3つに主眼を置き、独自の先進技術を搭載した。

 その中で、ポイントの一つに挙げられるのが低燃費性能とウェット性能を高次元で両立した専用「ナノブレンドゴム」を搭載したこと。また、専用トレッドプロファイルに「マウンド・プロファイル」を融合することにより、走行時の均一な接地圧分布を実現。さらに基本性能を高めた新非対称パターン設計を採用し、カーブやレーンチェンジ時のふらつきを抑え、偏摩耗も抑制することができた。

 この一連の技術により、低燃費性能を備えつつ、ウェット制動距離を12%、ウェット操縦安定性を4%それぞれ向上させた。この結果、転がり抵抗性能は従来品と同等レベルの “A”を確保し、ウェットグリップ性能はワンランク上の“a”を達成した。

BluEarth RV-02 同社のタイヤ消費財開発本部タイヤ第一設計部の川瀬博也氏は「新商品は、従来モデルから受け継いできた安全性能や快適性能を高めたモデルである」と述べた。発売サイズは195/65R15 91H~245/35R20 95Wの全18サイズで価格はオープン。

 試乗会は「D-PARC」およびその周辺の一般道で行われた。評価にあたっては、ウェットグリップ力や乗り心地、直進安定性、静粛性などについて、テストコース内の周回路、ウェット円旋回、ウェット低u路などを使用した。今回、ハンドルを握ってくれたのは同社タイヤ試験部D-PARCのテストドライバー斉藤孝明氏。

 周回路では新商品と現行品のスタンダード低燃費タイヤ「ブルーアース AE-01F」(AAA/c)との比較試乗を行った。テスト車両は日産・セレナで、タイヤサイズは195/60R16 89H。

 まず時速50km/hで悪路を通過。その後、速度を時速100km/hまで上げてエンジンをフルオフにした状態で惰性走行。静粛性がかなり改善されていると感じた。前席と2列目の間で普通の声量で会話できるほどの静かさだ。

 また、同じ場所で時速100km/hでレーンチェンジ。その評価について、斉藤孝明さんは「コーナリング時、汎用タイヤのAE-01Fに比べ、ミニバン専用タイヤのRV-02の立ち上がりが早い。またハンドルを切ったときのキレが良く、繰り返してレーンチェンジしてもスッと戻る。収まりも良いので、安定した走行ができる」と高く評価した。

 新商品と従来品を同一条件でウェットグリップの限界性能を比較したが、その差がもっともわかりやすいのはウェット低u路での実験。

 試乗車両はトヨタ・アルファード(215/60R17 96H)。限界速度は従来品「RV-01」も時速45km/hと高いレベルだったが、「RV-02」では50km/hとさらに伸びた。

 「カーブを曲がる際、ウェットグリップがさらにしっかりしている。ハンドルの手応え感も全然違う。ねらったライン通りに曲がってくれる。ここにウェットグリップ性能“a”と“b”の違いが出てくる」と、斉藤さんは説明する。

 ウェット路面でのブレーキ性能も体験した。新旧商品は時速100km/hまで上げて走行、コース内設定された位置にフルブレーキをかけて評価。目視だが、「RV-02」の方が手前位置に停止した。その差は約車1台分だと、斉藤孝明さんが指摘。つまり従来品より1割ほど短縮したことになる。


[PR]

[PR]

【関連記事】