シリーズ最高のアイス性能を実現した横浜ゴムの「iceGUARD 5 PLUS」

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カテゴリー: レポート, 試乗

iceGUARD 5 PLUS

シリーズ最高のアイス性能

  横浜ゴムが8月から発売した乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 5 PLUS」(アイスガード ファイブ プラス)は、従来品(アイスガード ファイブ)のコンセプトを継承しつつ、“シリーズ最高の氷上性能”を目指して開発した今シーズン注目の新商品。同社が今年2月下旬に北海道の旭川テストコースで開催した試乗会でその性能を体感した。

  「アイスガード ファイブ プラス」は従来品の“氷に効く”“永く効く”“燃費に効く”といった3つのコンセプトを継承しつつ、スタッドレスタイヤでユーザーニーズが高い氷上性能と省燃費性能のさらなる向上を目指した。

 同社が実施したアンケート調査では、ユーザーがスタッドレスタイヤに求める性能として断トツに多いのが「氷上ブレーキ性能」という結果となった。さらに回答の中で目立ったのは「燃費性能の向上」で、回答者の半数以上がスタッドレスタイヤにも低燃費を求めていることが分かった。これは5年前の調査より2割ほど増加しているという。

 一方でスタッドレスタイヤを装着した場合の燃費に対するイメージについては「悪くなる」が降雪地域で8割強、非降雪地域で6割強と高い数字となった。多くのユーザーは「スタッドレスタイヤを装着すると燃費が悪くなる」と認識しており、燃費性能が高いスタッドレスに対する購入意欲は高いことを示した。

 こうした結果をもとに新商品が目指したのは、雪上、摩耗、夏タイヤ性能はそのままに氷上性能をさらに高めて燃費性能も向上させたタイヤとなる。

「アイスガード エボリューション」のコンパウンド技術を融合

iceGUARD 5 PLUS 技術開発のポイントは2012年に発売した「アイスガード ファイブ」と、2013年に北海道地区で限定発売した「アイスガード エボリューションIG01」のコンパウンド技術の融合だ。

 氷上性能においては従来の「新マイクロ吸水バルーン」「ブラックポリマーⅡ」に加え、従来比で最大30倍の大きさとなる「エボ吸水ホワイトゲル」を新たに採用。これにより路面への密着性を高めるとともに、氷表面の水膜吸水率を従来品に比べ20%向上した。パターンは氷雪路面に最適化された従来品の非対称パターンを継承。進化した「スーパー吸水ゴム」との相乗効果により、アイスブレーキ性能は7%向上している。

 一方の省燃費性能は、新開発した「低発熱ベースゴム」をトレッド下層に配置し、タイヤの剛性を保ちつつエネルギーロスを低減させた。また同社の低燃費タイヤ「ブルーアース」シリーズの技術である「たわみ制御プロファイル」を採用し、これらの技術で転がり抵抗を従来品比7%低減させた。なおこれは同社の低燃費タイヤと同レベルの性能となっている。

 また新商品は「アイスガード」シリーズの「温度対応技術」を受け継ぎ、圧雪、シャーベット、ウェット、ドライなど温度によって刻々と変化する冬道の路面への対応力もしっかりと確保している。

 「アイスガード ファイブ プラス」の発売サイズは13~19インチ、幅広い車種に向けて全104サイズをラインアップした。

柴田優作さん
柴田優作さん

 今回の試乗会でドライバーを務めてくれたのはレーサーの柴田優作さん。雪上路やアイス路面を走行してもらい、新商品の評価を次のように話した。

 「従来品の良かった部分がより進化しており、追従性が高くなった。雪上路面では性能の差が出やすいが、新商品はレスポンスが良く、少ない舵角で曲がっていけるため不安感が少ない。荷重が抜けるところでも接地感が高く、全体的に進化している印象だ」

 「制動距離が短く、車重のある車でもよく止まってくれる。タイヤ表面のグリップが高く、タイヤがしっかり掴んでいる感覚が伝わってくる」

 「一般的にレスポンスが良いと、その分リアが振り回されるケースがあるが、新商品の場合はリアもグリップが良いので問題なく曲がっていけるし、少ない舵角で走れるのでむしろ運転が楽になっている。

 「アイス性能は従来品とは全く違うタイヤに仕上がっている。新商品は滑りが少なく、氷を噛んでいる感じが分かりやすい。そのため速度が乗るし加速感が全然違っている。従来品は出だしで滑るような感じがあるが、新商品はトラクションが良いので加速状態でのスリップが少ない」


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