MAXXIS PROVING GROUND(テストコース)

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カテゴリー: レポート, 現地
テストコースで使用した車両
テストコースで使用した車両

 正新橡膠工業の中国・昆山にある「MAXXIS PROVING GROUND」のテストコースで試乗体験を行った。テストタイヤは「VICTRA Z4S」とランフラットタイヤ「M36+」。Z4S装着車はFordハッチバック、M36+の方はBMW328Li。テストドライバーは潘建良さんが務めてくれた。まず低速走行によるフィーリングテストから入り、続いて最大45度のバンクを備えた高速周回路を走行。引き続きドライ旋回路、ウェット旋回路など各種のコースをふんだんに使用してタイヤの性能をたっぷりと同乗体感した。

 このテストコースは一番外側が一般道で囲まれており、全周6kmに及ぶ。その内側に全周4.5km、最大45度のバンクを有する高速外周路が走る。そのほか様々なテスト区域が設けられ、全部で11区域9本の車道で構成されている。

 占有面積約86万平方メートルと広大な平地に建設されたテストコースだけあって、すぐ近くの社員寮の建物はもとより、遠目に市街地の高層ビル群がよく見える。山間か、もしくは林で囲われた閉ざされたものという概念は、そこに立った瞬間に見事に吹き飛ばされた。

 30~40分ほど走り続けただろうか。タイヤサイズは205/55R16 94V。車両とのマッチングはよさそうだ。直進操舵性は二重丸。とくにダイナミック・プラットフォームと名付けられた幅広のスペースでは、さしずめドリフト走行を繰り返し、タイヤ性能の限界を試す。

ドライバーの潘建良さん
ドライバーの潘建良さん

 ドライバーの潘さんは「なかなかいいタイヤですね」と微笑みを浮かべながら、意のままに車を操る。そう言ってる間もなく、同乗者にはタイヤの鳴く音に包まれながら強烈な横Gがかかる。右方向、左方向、そしてまた右方向とお構いなしだ。

 テストのやり方は、日本式とヨーロッパ式で違いがある。日本式では、タイヤの限界性能テストだけでなく、乗り心地やノイズなど全方位の性能をしっかり試すことが求められる。それに対しヨーロッパ式では、タイヤの限界性能に集中して徹底的にテストしなければならない。

 どうやら、いま試しているのはヨーロッパ式なのだろう。執拗にドリフト走行を繰り返す。ウェット旋回路でも然り。グリップの限界性能を何度も引き出す。何故なら「タイヤの限界性能のフィーリングを体で覚えておく必要がある」からだ。戻ったら早晩、レポートを提出するそうだ。

 スタート地点に戻りタイヤをチェックすると、トレッドは触ると熱く、ショルダー部は全体にわずかだ、目で見てわかるくらいにほころびが生じていた。

 新品タイヤが短時間でこうも変わるとは…。正直、驚いた。決してタイヤが悪いわけではない。MAXXIS一押しのスポーツタイヤなのだ。むしろ、あれだけタイヤを傷めつけてもダメージはこれだけ、と見た方が正しいのかも知れない。


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