ブリヂストン「Playz PX」シリーズに試乗 操作量少なく疲労軽減へ

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カテゴリー: レポート, 試乗

「Playz PX」シリーズ

操作量少なく疲労軽減に

 ブリヂストンは乗用車用タイヤの新商品として「Playz PX」シリーズを発表した。2月1日の発売に先駆けて昨年12月、栃木県のブリヂストンプルービンググラウンドで試乗会を開催。ドライハンドリング路とウェットハンドリング路をメインに新商品の性能を確認した。

瀬在仁志さん
瀬在仁志さん

 試乗会でドライバーとして招聘したのは瀬在仁志さん。スーパー耐久で優勝するなど、輝かしい実績をもつ。日本自動車ジャーナリスト協会理事で、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員会のメンバーという要職に就いている。

 今回の試乗では、プルービンググラウンド内のウェットハンドリング路とドライハンドリング路を評価ステージとした。同一条件の車両に新商品「Playz PX」シリーズと従来品「ECOPIA EX」シリーズを装着。それぞれ実走し感応評価を行い、性能を比較するという方法だ。

 ウェット路では、セダン・クーペ専用パターン(195/65R15)を装着したレクサス「CT200h」と、RV専用パターン(195/65R15)装着のトヨタ「セレナ」で走行した。

 まず従来品でコースを走り、次に新商品で試走する。「けり出しがいいですね」というのが瀬在さんの第一印象。スピードが上がるにつれタイヤの接地性が増していくように感じられる、そう続ける。

 「タイヤの回転数が上がっていくと、タイヤの接地面積が拡がっていくという感じで、安定性があります。それはゴム、構造、パターンがそれぞれ、バランスがとれているからでしょうね。どれかが頑張って性能を引っ張っているということではありません」

 ウェット路面をタイヤがグイグイとグリップしていく――これは「Playz PX-RV」のときに、より強く実感することができた。

 「ミニバンは車高が高い分、不安定要素が増しますが、新商品の場合、ハンドルの蛇角に対して手応え感を伝えながらキチッと反応してくれるし、かかったGからの揺り戻し、車体の収まりが非常に早い。これはドライバーのストレスを和らげてくれますし、同乗者にもやさしいと言えるのではないでしょうか」

 一方、ドライハンドリング路は、ウェット路と同じくCT200h、セレナとともに、軽・コンパクト専用パターン(155/65R14)を装着した軽自動車のダイハツ・ムーブでも走行した。

 高速でコーナーを攻めると、従来品の場合、車体がどこかフワフワとした“後味”のような感覚が残る。瀬在さんは「それはタイヤが踏ん張れていないからですね」と言う。そして次のように続ける。「新商品のほうが蛇角が小さい。コーナーでの膨らみが小さいのがわかります。ハンドルを切ると、スッとインに入っていく。グリップがあるのに、ロールは抑えられていますね。タイヤの挙動が予測しやすい。ハンドルの操作量が明らかにに少ないと言えます」

 また、路面への当たりがマイルドに感じる。ブロックの角にテーパーを入れることで接地性を高めているのだ。「コーナーリング時にタイヤの接地圧分布は三角形となりますが、その形状が大きいのです。ねじれたりしない。それがカドのない乗り味につながっている」

 ふらつきが減り、ハンドルの微修正が少なくなる。直進安定にすぐれ、レーンチェンジに際しての応答性が良い――“疲れにくい”という性能を「Playz PX」シリーズは表現する。

非対称形状、新コンパウンド搭載。車種ごとに専用設計を採用

「Playz PX」シリーズ
「Playz PX」シリーズ

 ブリヂストンが新発売する新商品「Playz PX」シリーズ。車種別に専用設計を採用した。セダン・クーペ専用「Playz PX」、ミニバン用「Playz PX-RV」、軽・コンパクト専用「Playz PX-C」の3種。

 コンセプトは“疲れにくい”という安全性能。運転時のハンドルのふらつきを抑えることで運転中に無意識に蓄積されていくストレスや疲れの低減を図るものだ。それを実現するため、「プレイズPXシリーズ」には、タイヤサイド部を内側と外側とで形状が異なる「非対称形状」を採用。外乱性を向上させることで、路面への接地が安定した。

 また、独自の材料技術により開発した新コンパウンド「パワートレッドゴム」を採用。相反性能であるウェット性能と低燃費性能を同時に向上させながら、ライフ性能も高めた。車種ごとに専用設計した新パターンと組み合わせることで、同社スタンダードタイヤ「ECOPIA EX20シリーズ」よりも長くタイヤを使用することが可能となったとしている。


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