横浜ゴムのタイヤ研究開発の中枢拠点「RADIC」

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カテゴリー: レポート, 現地

 横浜ゴムは9月24日、神奈川県の平塚製造所内にある研究開発施設「RADIC」(ラディック)を報道陣に公開し、同社のタイヤ開発の一端を紹介した。

 1991年に開所した「RADIC」は、同社の研究開発の中枢。スーパーコンピューターや電子顕微鏡、核磁気共鳴分析装置といった各種機器を駆使して、材料開発やシミュレーションが行われているが、そこには新興メーカーには追随できない高レベルの開発力が集結している。

 説明会に出席した同社の野呂政樹執行役員は、「世界全体で競争が激化している中、我々は性能の差別化を図ることで生き残っていく」と話す。

 例えばスタッドレスタイヤの開発では、目標とする性能に達するまで100種類以上におよぶコンパウンドのサンプルを作り続けるほか、各製品の耐久テストでは約100項目もの試験を繰り返すことで高い品質を維持している。また最新の電子顕微鏡を備えた研究室では対象物をナノレベル(10億分の1)で観察することで、シリカなど配合物がそれぞれの商品ごとに最適な状態で分散されているか、あるいは大きさや形状など、細部の構造まで徹底的に分析する。

 生産・販売のグローバル化が加速する中、国内では高い付加価値を持った製品の研究開発に取り組むことで、グループ全体の事業拡大を支えていく。


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