タイヤプロ長岡 5SをベースにさらなるCS向上を

シェア:
カテゴリー: ディーラー, レポート

 東洋ゴムの自主系代理店、新潟トーヨー株式会社(長岡市、和田紘社長)はタイヤの卸売り販売がメイン事業。それを補完し、顧客満足の向上を図るための事業も積極的に展開している。タイヤの小売り・整備サービスを行う直営店、「タイヤプロ」もその一つ。

星所長、片山常務
(左から)星所長、片山常務

 「タイヤプロ」は現在、県内に5店舗を展開中。店頭での販売をメインに、日常のタイヤ点検から、緊急時の出張ロードサービスまで、顧客のニーズにタイムリーに対応することをモットーとしている。

 5店のうちの「タイヤプロ長岡」は、言わば〝コア〟となる位置付け。新潟トーヨー本社と同じ敷地内に設けられている。先に、新潟トーヨーは本社社屋を移転したが、それにともなって同店も移転した。

 立地は柏崎市や上越市と、三条市や新潟市とを結ぶ国道8号線、長岡バイパスから1本、路地に入った角地。辺りには古くからの住居に加え、戸建てや集合住宅の建設が進められている。またアウトレットやドラッグストア、ホームセンター、家電量販店といった商業施設、多数の企業がオフィスを構える企業団地もある。バイパス沿いにはカーディーラーも数多い。

 〝5店のコア〟と前述したが、時系列でみると、実は「タイヤプロ長岡」は2番目に新しい。もっとも近い出店は「タイヤプロ長岡新産」で、オープンは2010年9月。「タイヤプロ長岡」は2年前、2008年10月の開設だ。

 移転前の長岡市東蔵王の時代は、限られた敷地スペースに古い建造物と、タイヤ販売店として考えるとなかなか厳しい〝制約〟があった。だが、それをハンデとせず、逆に日頃から取り組んでいる5S活動の発露の場としていた。狭いスペースを有効活用しつつ、整理・整頓を徹底することで、顧客満足と作業品質の向上に努めたものだ。

ユニバーサルハンガー
作業性を高めたユニバーサルハンガーを採用

 ところが、移転後は一変した。その〝制約〟がすっかり解消されたからだ。新本社は敷地面積約2000坪、建物面積約900坪という広さ。そこに延べ床面積約1300坪の事務所棟と倉庫を建設。「タイヤプロ長岡」はその一画で営業する。

 建物の屋上や店の入口、門扉にLEDライトを導入した。これが、この地のランドマークのような役割を果たしていると、新潟トーヨーの片山勝則常務執行役員はいう。店の周囲には住宅や企業の事務所が建ち並ぶものの夜は真っ暗。LEDライトが白色の建屋を浮かび上がらせ、その周りを明るく照らすのだそうだ。

 オープンの際、周囲の住宅や企業にスタッフが直接、挨拶に出向いたり、ポスティングをするなどの地道なアプローチ活動を行った。それが功を奏し、オープン初日から新規来客が続いた。新潟トーヨーの星雅則所長は、その時の様子を振り返り「良いスタートを切ることができた」と話す。

 中でも、商用車に装着されるライトトラック用タイヤは同店の成長戦略におけるターゲット。積極的な営業活動を展開することで取り引き件数を拡大する。SSやRSに対する協力を惜しまず、タイヤの交換作業を下請けすることも多い。これらの施策によって、特に乗用車用とライトトラック用の分野は前年実績を大きく上回ったという。

スタッフ
(左から)丸山氏、相沢さん、橋本氏、和田社長、高橋氏

 店舗には屋根付きのサービスヤードに小型用と大型用2レーンずつ、4レーンを配備。旧店舗の倍の規模となった。繁忙期に来店客を待たせることのないよう、効率的にピット作業ができるレイアウトとした。

 もう一つの特徴はユニバーサルハンガーを採用したこと。吊り下げ装置により、レンチの重量負荷を解消するとともに、エアホースの引きずりも解消。また消音機構により、エアコンプレッサーの排気騒音を大幅に低減。作業の軽労化と職場環境の向上を実現している。

 店長は河内量詞氏。男性4人、女性2人の6人体制。とくに女性スタッフには期待が大きい。フロントでの接客をはじめ、見積もりや集金、営業業務の一部まで幅広くこなしてくれることで、男性スタッフが整備作業に専念できるからだ。

 片山常務は、「作業は迅速に、接客は明るい笑顔で、コミュニケーション豊かに。来店したお客様が気持ち良くお帰りになられる店づくりを心掛けている」と話す。「タイヤプロ長岡」の5Sをベースにした顧客満足向上の取り組みは、新たなステージへと突入した。


[PR]

[PR]

【関連記事】