タイヤセレクト江別 開店20周年。地元で存在感

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カテゴリー: ディーラー, レポート

 札幌市に隣接する江別市。人口は12万人強。宅地造成が進み、交通アクセスにすぐれていることから、札幌市へ通勤・通学する人のベッドタウンとして成長し続けている。

 タイヤセレクト江別は、その江別市内に店を構える。札幌市と岩見沢・旭川の両市を結ぶ国道12号線、それと垂直に交わる県道370号線、通称・白樺通り沿いに面している。両隣に郊外型紳士服店と貴金属買い取り専門店、さらに飲食店やコンビニといった異業種の店舗が軒を並べる、複合商業エリア内にある。

 麻下雅登店長をはじめ、総勢4人のスタッフ体制。麻下店長はここに2011年7月に着任した。丸3年を経過し4年目に突入したばかり。それまでは販社で小売店を担当。今回初めて、店をマネジメントする側となった。

 店は1994年7月にグランドオープンした。今年は開店満20周年という、記念すべき大きな節目の年に当たる。それを機として、昨年10月には大幅なリニューアルを実施。店内はもとより、ピット、店外スペースと、大々的に改装しリフレッシュオープンしたばかりだ。

麻下店長
麻下店長

 「わたくし自身は小売りが初めての経験でしたが、店とともに少しずつ成長することができたと思います。その中で、昨年にリニューアルオープンを迎えることができたこと、また店の運営のほうも掲げていた目標を達成することができました」と振り返ってくれる。

 商圏はクルマで半径10分ほどのエリアを想定している。約4万5000人がその対象範囲となる。そのターゲットに向けて、DMなどを定期的に展開し来店アプローチを行っている。

 市内には4つの大学があるが、過去にはそこに通うクルマ好きの学生が有力な顧客層として形成されていたという。しかし、ライフスタイルの変化や趣味の多様化、そして若者世代のクルマ離れという事象がタイヤ販売に影を落としているのは否めない。現在、同店の顧客層で主となるのは、市内に在住する40歳代から60歳代のオーナードライバーだ。

 ユーザーが戸建て住宅に住むケースでは、ミニバンと軽自動車という具合に一家で複数台、クルマを所有することが多い。タイヤの購買層として区分すると、いわゆるファミリー層が圧倒的多数を占める。そこをコアとして、販売活動に傾注している。

ピット入口の感応式シャッター
ピット入口の感応式シャッター。雪国での店作りのモデルケースとなる

 売上高の構成比は、タイヤが70%、ホイール10%。作業工賃・その他用品20%、タイヤ比率が非常に高い。売上高自体はここ数年、ほぼ横這いで推移しているが、「その内容は変化が生じている」と指摘する。

 パーツやナビなど用品の売上げが毎年10%ほど下がっているという。これは若者世代が減少している、その直接的な影響とみられる。その減少分をタイヤ販売に注力することでカバーしてきている。そのような傾向の中、タイヤ販売本数の増加とミックス改善に努めることで増益を確保している。

 北海道市場では夏・冬タイヤ、それぞれで商戦期ごとにメリハリの利いた販売施策を展開するのが一般的。しかし、同店では通年でスタッドレスタイヤの販売に取り組んでいる。麻下店長は「通常、冬タイヤの商売として9月末から10月に早期予約販売を行っていました。それが『WINTER MAXX』が上市されてからは、早期装着で早めに履いても安心・安全に走行することができるということで、お客様にはお待たせせずスムーズに交換することができるようになりました」という。

 実際に早期装着したユーザーから「早く交換して良かった」と、好反響だったことから、その取り組みに大きな手応えを得ている。6月の取材時点で、店内には既に、今冬シーズンにおける「タイヤ交換の混雑予想図」というカレンダーが貼られていた。これからの本格シーズン到来に向け、来店客へのアピールを多面的に展開していく考えだ。

手作りPOP
女性スタッフによる手作りPOP

 「目指す姿は、地域のお客様との密着店。ですから、たとえば近隣の、集客力のあるスーパーとコラボレーションし、その入口でチラシを配るなどの施策を展開しています。まず、地元にタイヤセレクト江別という店があることを知っていただくことが重要です」、麻下店長はそう言う。施策の成果は着実に上がってきており、それが現在のタイヤ販売実績につながっている。

 『親切・丁寧。元気で明るいお店』をモットーに、スタッフ全員で顧客満足の向上に取り組んでいるさなか。昨年7月からフロントに入った女性スタッフが、装飾をはじめ店の雰囲気づくりに大きく貢献しているという。また、店を挙げて注力しているのがタイヤ保管を通じてのメンテナンス。ユーザーのタイヤの使用状況を正確に把握することで、適切なタイミングでのタイヤ購入を推奨することができるものだ。

 麻下店長は「タイヤのプロとして、お客様に合ったタイヤをご提案し、ご満足いただくことが仕事の基本。江別のタイヤ屋と言えば当店と、そうご指名していただける店になりたい」と、さらなる成長に意欲を示す。


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