タイヤセレクト金沢南 イベント開催しファンをつくる

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カテゴリー: ディーラー, レポート

 北陸新幹線開業に沸く金沢。その市内にタイヤセレクト金沢南は店を構える。県道22号線、加賀産業開発道路に面している。金沢市内からはもとより、隣接する野々市市からもアクセスが良い。

 同店の店長は泉賢氏。この9月1日付で店舗間の人事異動があり、スタッフは店長を含め4人体制となった。営業時間は10時~19時、水曜日定休である。店のグランドオープンは2005年10月。開店10周年という大きな節目の足音がすぐそこで聞こえてきている。泉店長は現職に就いて6年目を迎えたという。

泉賢店長
泉賢店長

 泉店長によると、店のあるエリアは古くから一戸建ての多い住宅街だという。年齢層としては若干高く、富裕層も多いという。

 このような特性から、同店がターゲットとする顧客層はオーナードライバーをはじめファミリー層となる。クルマで言えば、輸入車やセダン、SUV、ミニバンだ。ご主人がベンツやBMWに乗り、奥さんがセカンドカーとしてVWなどに乗るというようなケースが結構あるという。

 同店イチオシの商品はと聞くと、「VEURO VE303」だと泉店長は即答してくれた。すぐれた静粛性能に低燃費性能を兼ね備えたプレミアムコンフォートタイヤである。このような高付加価値商品を拡販するにはしっかりとした商品知識、適切な接客対応が不可欠。同店では「ビューロ」をはじめ、ミニバン用タイヤ「ENASAVE RV503」など高付加価値商品の販売に意欲的に取り組んできている。

 その成果は、近年の売上高構成比に現れているようだ。つまり、タイヤ・ホイールの構成比が上がり、現在は75%を占めるようになったのだ。それにともない工賃収入も増加し15%ほどとなった。タイヤをメインに、売上高の実に90%近くがタイヤ関連ということだ。

 「新車の段階でナビが取り付けられています。GTパーツを積極的に交換するようなお客様も減ってきている。このようにクルマを取り巻く環境が変化してきていることを考えると、タイヤ専門店らしい売上高構成比になってきたのではないか。年々、来店数も増加し、それに比例して売上げ本数も着実に推移しています」と、泉店長は分析する。

 付近にはカー用品量販店やタイヤメーカー直営店など、競合店が多く出店している。そのいずれもが長い歴史を誇っているので、タイヤセレクト金沢南はまだ新興の側なのかもしれない。だが、地域において着実にその存在感を強めてきているのも確かだ。そのことは同店が展開するイベントの反響に顕著に現れている。

店内
店内

 タイヤセレクト金沢南では独自の販売促進活動の一環として、店頭イベントを定期的に開催している。「感謝祭」「夏祭り」「もちつき大会」と、季節に合わせたテーマで行っているという。地域に密着した企画として、地元の人たちから好感をもって受け入れられているようだ。

 たとえば、この7月に開かれた「夏祭り2014」。地元、金沢大学の学生によるよさこいソーランサークルが参加し、踊りを披露した。また、同店の隣にレッスンスタジオを構えるモデル事務所、アクターズスタジオとのコラボでステージライブを行い、歌とダンスのパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。そんな「夏祭り」に詰め掛けた来場者はなんと800人にも及んだという。規模としては、町会が催す祭りをはるかに凌駕するほど。

 「タイヤ専門店というのは、お客様が用がないと店に入っていただけません。敷居が高い。では、いかに入りやすいお店にするか。それには地域に融け込み、いろいろな年齢層の皆様にとって当店が日常風景の一つになることではないか。そんな切り口でイベントを行っています」、泉店長はこのようにイベント開催の意義を話す。

 6年前、「夏祭り」の縁日屋台に遊びに来ていた小学生が、免許を取りクルマを持つ年齢になり、アルミホイールを見に店にやって来た――そのようなエピソードも現実に増えてきているそうだ。

 一方で、店のレベルをさらに1段上げるためには、スタッフ一人ひとりのスキルアップは大きな課題だと、泉店長は指摘する。販社の研修会にスタッフを積極的に参加させ、またその後のフォローにも注力しているという。

キッズスペース
キッズスペース

 さらに、この9月の人事異動で女性の営業スタッフを配置した。今回の新しい人材の登用は、女性客へのアプローチを強め、顧客の取り込みを図るものだ。「女性スタッフがいるということで、お客様のファーストコンタクトは異なってきます。そこからの流れでスムーズに商談が進み、最後にお客様には気持ち良くお帰りいただけるようになればいいと思います」と、女性スタッフに寄せる期待は大きい。

 泉店長が描く未来図は「たとえば、小さなお子さんがいて、雨の日、外で遊ぶことができない。お母さんが『なに、しようか』と訊ねたときに、子どもが『あのタイヤ屋さんに行きたいな』と、そういうお店になっていたら良いですね」。

 お客様本位をベースとし、スタッフ一人ひとりの個性を上手に発揮すれば、そこは居心地の良い空間となるのではないか  という店づくりの思想を見ることができよう。それはタイヤセレクト金沢南のファンづくりにもつながっている。スタッフが今、一丸となって取り組んでいるテーマだ。


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