北大阪タイヤ 人とのつながりを大事に

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カテゴリー: ディーラー, レポート

 大阪府茨木市に本社がある株式会社北大阪タイヤ。運営する店舗は、北大阪タイヤとタイヤガーデン彩都。トラック・バス用タイヤをはじめ、フォークリフト用タイヤなど主に生産財を扱うのが前者で、乗用車用タイヤなど消費財を扱うのが後者となる。

 店舗は大阪府道1号茨木摂津線沿い。茨木市と摂津市を結ぶ新バイパスで、国道171号線・清水交差点と万博外周道路・みのり橋交差点のほぼ中間点。交通の要衝だ。それだけに自動車関連のロードサイドショップが数多く建ち並んでおり、タイヤ販売の激戦区である。

社長と専務
信原朋之専務取締役(右)と古本辰則社長

 茨木と箕面にまたがるニュータウンに店は近接する。そのニュータウン、正式には国際文化公園都市というそうだが、彩都の愛称で親しまれている。消費財タイヤのほうの店名も地域の呼称に由来するものだ。

 その地に古本さんが北大阪タイヤを開設したのは1996年。来年、創業20周年という記念すべき節目の年を迎える。会社創立の頃のことに水を向けると、やはり古本さんは感慨深げだ。

 古本さんと話をしていると、折に触れて「人とのつながり」を表す表現が出てくる。北大阪タイヤの創業に関する話題でもそう。

 それまで古本さんはタイヤ販売会社で営業に従事していた。長く消費財を担当していたが、最後の1年は生産財を担当することになったそうだ。そこでいろいろな人たちから知遇を得ることとなり、やがてその当時の顧客だった輸送事業会社の代表者に強く請われ起業に至ったという。

 その流れから、創業当初は生産財中心のビジネスだった。全国規模のレスキューネットワーク構築に乗り出したのも、人とのつながりの中から。そして自ら出張ロードサービスカーを駆使し、365日24時間対応でレスキューサービスにあたるなど、寝食を忘れ顧客サービスに努めた。

 その後、消費財の分野でタイヤガーデン店の運営に携わることを決断。北大阪タイヤとしてそれまでの商売のスタイルを維持しながら、タイヤガーデン彩都をオープン。地域密着のタイヤ店として、地元のニーズに広く応えている。アルミホイールの在庫を豊富に持つなど、ユーザーの要求にタイムリーに対応することをモットーとしている。

店内に飾られていたガンバ大阪のサイン色紙
店内に飾られていたガンバ大阪のサイン色紙

 横浜ゴムと岩谷産業、岩谷瓦斯の3社が共同で開発したタイヤ用の新タイプ充填ガス「MIX-GT」のアピールにも積極的だ。またネットラジオ番組に協賛することで、それが店のファンづくりにも寄与している。

 「消費財の店としては、エリアでは後発組。ですから、お客様をただ待つのではなく、こちらのほうからさまざまに情報を発信し、当店に関心を持っていただくような仕掛けづくりを行っています」と、古本さんは語る。“攻め”の営業を展開することで、地域での存在感を強めているのだ。それがタイヤ販売の成果として着実に現れており、昨年にはある乗用車用タイヤブランドの販売本数でエリア№1を獲得し、メーカーから表彰された。

 現在のスタッフ陣容は6人。ここ数年の流れとしては消費財のウェイトが強まっている。だが、出張サービスカーを駆使し、顧客サービスにフル対応している姿は今も昔と変わらない。最近はフォークリフト用や特殊車両用のタイヤ販売が好調に推移しているという。さらにはモノレール用タイヤやスーパー耐久レースのタイヤサポートなど、他所では扱うことができない分野のタイヤについて頼られるケースが多々あるそうだ。古本さん曰く、「タイヤのコンビニ」的存在となっている。

 取材の間に聞いた、これまでに関わってきた人たちとの裏話やエピソードはノートから溢れるほどだ。すべてが古本さんが財産とする「人とのつながり」を示すもの。「お互いが本音でものを言ってきたから、深くお付き合いすることができたのでしょうね」、そうしみじみと語る口ぶりが印象的だ。


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