日本グッドイヤー「E-Grip」シリーズ グリップ力と低燃費のバランスの良さ発揮

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カテゴリー: レポート, 試乗

E-Grip」シリーズ

グリップ力と低燃費のバランスの良さ

 日本グッドイヤーは乗用車用タイヤの「EfficientGrip」シリーズを拡充し、新たに「E-Grip」(イーグリップ)ブランドを立ち上げた。昨年9月に発売したハイパフォーマンスエコタイヤ「EfficientGrip Performance」に続き、2月からエコスタンダードタイヤ「ECO EG01」と、オンロードSUV向け「SUV HP01」を上市する。同社は発売を機に1月22日、 東京・青海地区でプレス向け試走会を開催。新商品2モデルの性能の一端を体感した。

 「E-Grip」シリーズのコンセプトは、“ハイブリッド車には、グッドイヤー。”――ここ数年、新型モデルの発売が相次いでおり、今や登録車の約4割を占めるまでに拡大したハイブリッド車ユーザーをメインターゲットに開発した。

田ヶ原さん
田ヶ原さん

 スタンダードクラスの低燃費タイヤ「ECO EG-01」は、低燃費性能・長持ち(ロングライフ)・快適性・ウェット性能という4つのベネフィットを追求。同社の基盤技術「ハイブリッドテクノロジー」を進化させ、従来品(GT-Eco Stage)と比較して転がり抵抗を13%低減しつつ、ライフを向上させている。13~18インチの全40サイズをラインアップし、国内ラベリング制度で転がり抵抗性能はAA/cが14サイズ、A/cが26サイズとなる。

 一方、「SUV HP01」は欧州市場で既に販売している製品をベースに、日本市場向けにチューニングしたモデル。従来品(WRANGLER HP)より静粛性(パターンノイズ)とライフ性能をそれぞれ約4割向上。またM+S(マッド&スノー)規格のため、ラベリング制度の対象外だが、転がり抵抗性能やウェット性能、さらに運動性もレベルアップさせた。発売サイズは15~18インチの全34サイズで、オンロード性能を重視するSUVユーザーにアプローチしていく。 

 試走会は東京臨海副都心イベントスペースNOPおよび周辺の一般道で行われた。今回は各種レースで活躍しているプロドライバーの田ヶ原章蔵さんにハンドルを握ってもらい新旧商品を比較した。

 まず「ECO EG01」をトヨタ・プリウス(195/65R15 91H)に装着し、スラロームや凹凸路、低u路を設定したコースでウェット性能や快適性、走行性能を評価した。

 スラロームやレーンチェンジでは、新旧商品の差はさほど感じられなかったのが率直な感想だ。だが低u路では、制動距離が1~2m短縮するなどウェット性能の違いが明らかだった。

 こうした点について、田ヶ原さんは、「従来品の性能は決して悪くないのもあるかもしれない。新商品は全体をバランス良く仕上げたのではないだろうか」と説明してくれた。

 その上で転がり抵抗とウェット性能のバランスについて次のように話す。

 「グリップ力がある程度高いほうがカーブ時に速度を落とさなくても曲がることができる。単にまっすぐに走るのであれば当然抵抗の少ないタイヤが良い。でも抵抗が少なければ、カーブを曲がる時にブレーキを踏んで減速しなければならない――つまりトータルの燃費に影響する。逆にグリップが高過ぎると今度は転がり抵抗が増えるので、そのさじ加減が難しい。ある程度のグリップ力を保ちながらカーブを曲がっていけるほうが良い、というのがコンセプトにあるのではないだろうか」

 続いて「SUV HP-01」。装着車両はトヨタ・ハリアーハイブリッド(225/65R17 102H)。まず驚いたのはその静かさだ。凹凸路を走ると、旧商品はノイズが気になるが、新商品では速度を上げても普通に会話ができるのでストレスがない印象だ。

 また「ハンドルを切ってもマイルドに動き、カーブを曲がる時も走行ラインが外側に膨らまれないように走ってくれる」(田ヶ原さん)と、その高いハンドリング性能を実証した。


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