小野谷機工 廃タイヤカッティングマシン「GCT-3000」

シェア:
カテゴリー: レポート, 整備機器

小野谷が「大型用切断機」発売 3メートル径のORに対応

 小野谷機工はこのほど、大型のOR(建設車両)用タイヤの切断を可能にした新製品を開発。廃タイヤカッティングマシン「GCT-3000」として発売を開始した。

 廃タイヤの多くは、中間処理施設で切断・破砕されチップに加工された後、セメント工場や製鉄工場、製紙工場などで石炭の代替燃料としてサーマルリサイクル利用される。

 その廃タイヤにはOR用も含まれる。このOR用タイヤに分類されるものは種類が豊富で、大きさ・太さにさまざまなバリエーションがある。直径2000mm程度までのものが多くを占めるが、中には3000mm、あるいはそれを上回るものまで市場で販売されている。

 そのような大型ORタイヤに対する切断機へのニーズが高まってきたことから、同社ではいち早くそれに応えるべく、廃タイヤカッティングマシンの開発に着手。直径3000mmのORタイヤの切断に対応する門型タイプの切断機として製品化した。

切断能力を大幅向上

強靭な刃で真っ二つに切断
強靭な刃で真っ二つに切断

 「GCT-3000」本体の寸法は、高さ(シリンダー部含む)4400mm×幅(防護シャッターを閉じた状態)4380mm×奥行き3300mm。本体重量約23トン。その本体に刃渡り3000mmの切断刃を2枚1組で装着。それを3本の油圧シリンダーにより一気にプレスすることで、大型ORタイヤを内部の極太スチールワイヤーごと切断するというものだ。

 同社開発チームは「大きなORタイヤを切断できるよう、プレス切断能力を当社従来製品に比べ約1.5倍にパワーアップさせた」、このように説明する。さらに、刃には切断力の高い「ダイス鋼SKD」という鋼材を採用。カッティング性能と耐久力の向上を実現した。またこの刃は研磨が可能。切断作業を重ねるうちに切れ味が衰えてきたら、同社で研磨することで新品の切れ味が回復するとしている。

 新製品を公開した現場で、オノダニグループの三村義雄社主は「大型化が加速するORタイヤに対応する製品。頑丈に造り込んでいる。その時代・そのときどきに合うものを、すぐに開発し製造することが専門メーカーとしての当社の使命だ」と、胸を張る。「これは言わば、時代に合わせて色を変化させる『カメレオン商売』だ」、そう続ける。

 「今後も市場のニーズに対応する製品をタイムリーに提供していく」三村社主はこのように、物づくりに対する考えを明示した。


[PR]

[PR]

【関連記事】